一年間毎日ボイトレを続けるとどうなるか?声は飛躍的に自由になります

このブログで何度かお伝えしている、キャバンクラブ大阪で毎年行われる「ポールマッカートニー・バースデーライブ」は僕にとって、ボイストレーニングの一年間の成果を測る試金石として、とても重要なイベントです。

そこで、この記事では2017年度から2018年度イベントまでのおよそ一年間で、毎日ボイトレしてきた僕の声がどのように変化したか?を書いてみたいと思います。

このイベントは、行なわれる時期(毎年6月)・歌う曲の難易度や曲数・会場の環境等々・・・全て同じです。比較検討するにはもってこいの条件が揃っています。

今ボイトレを頑張っている方達が「一年間毎日練習したら・・・」という希望を持ってくれて、一年後の自分の喉・声をイメージする手助けになれば幸甚です。

お付き合いください。


前日までの喉の状態

2017年度

2017年度は前日までの喉の状態がとても悪く、イベント当日は果たして満足に歌えるのか?と心配した程です。

2017年のイベントの頃は週に3日ほど出演していました。ボイトレも毎日続けていましたが、当時の僕には少し本番過多だったように思います。歌えない日はなかったのですが、声が意図せず歪んだままになってしまう事もありました。この時点でも、アンザッツ等で相当喉の機能は回復していたはずですが、今と比べるとまだまだという感じでした。

 

2018年度

一方、2018年度は前日も喉の好調をキープ出来ていました。

もちろんイベント間近だからといって、加減して歌ったり声量を抑えたり等は一切していません。

2018年度の出演は週に2~3日程度ですが、喉の疲労や声への影響はほとんど感じる事はなくなりました。とりわけ喉のエンジンの掛かりが早くなったように感じます。数か月前までは1回目のステージではあまり調子の出ない日もありましたが、この頃には最初から好調な声で歌えるようになっていました。(僕たちは毎夜4回のステージをこなします)

 

当日の喉の状態

2017年度

前日までにとても喉に疲労が溜まっていたので、イベントの朝は「喉を休めるか・練習するか」の二者択一を真剣に考えなければなりませんでした。

言い換えれば、選択を間違えればイベントで上手く歌えない、という状況まで追い込まれていました。

当日午前中のウォーミングアップには途方もない時間を掛けました。およそ4時間だったと思います。とにかく声が中々上向いてくれない事に焦りがありました。歌う直前になっても(他の人がステージで歌っている時も)良い声の状態を維持するために鼻歌を歌い続けていなければなりませんでした。

 

2018年度

当日は、いつもと変わらないボイストレーニングを1セットと小一時間のウォーミングアップで充分でした。

当日、全員での音合わせの時もストレスなく歌う事が出来たと思います。

2018年度は昨年のような焦りはあまり感じませんでした。いつも通りにやれば「喉は仕事をしてくれる」という確信がありました。一年前より自分の喉を信頼する事ができていたので、ステージに上がる緊張感も少なかったように思います。

 

本番中の精神状態と声

2017年度

とにかく「失敗しないように・喉が変な動きをしないように」とばかり考えて歌っていました。

具体的には「裏声主導で」「張り上げないように」などです。

そんな喉のメカニックばかりに頭を使っていたので、肝心の曲への感情移入は疎かになっていたと思います。

僕が持つ集中力が合計100だとすると、70は喉のメカニック的な事の為に使っていたと思います。つまり声質や感情表現は二の次で「声が最後まで持ちますように」と、そればかりに集中していました。

 

2018年度

「声が出ない」なんてあり得ない!という確信があったので、さらに上の次元の「こんな声で歌いたい」というメンタルコンセプトに集中する事が出来ました。

そしてメンタルコンセプト通りの声も(全てではないにしても)出せたのではないかな、と思います。

2018年度は、メンタルコンセプトによってイメージ通りの声を出す事が、喉のメカニックの調整にも役立ったと思います。つまりメンタルコンセプトや感情表現を疎かにして喉のメカニックばかりに気を使った2017年度の方が、皮肉にもメカニックの調整の機会を失っていたと(今となっては)思います。

 

まとめ

以上、僕の丸一年を経て同じイベントに出演した時の、それぞれの年の感想です。

僕を含めたボイトレ学習者は、皆それぞれスタート地点も現状の能力もまちまちだとは思いますが「一年間毎日ボイトレした結果」は相当な成果を挙げてくれるという事はお分かりいただけたと思います。

また喉や声は毎日少しずつしか変化しないので、自分では成長そのものを感じにくいとは思いますが、数か月~半年スパンでみると相当な成長があるものです。

僕はまた、来年のイベントに向けて一人のボイトレ学習者に戻りトレーニングを続けていきたいと思います。

皆さんもぜひこの記事を参考にして、毎日のボイトレに精進していただきたく思います。

 

以上、ご精読ありがとうございました。

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