【備忘録カテゴリー】の記事は、僕が一週間の演奏活動で気が付いたこと、皆さんにお伝え出来ることを書いていきたいと思います。
※前半のグレー字の部分は、真の備忘録・メモ書き程度のものとなりますが、下段の枠組みの中にはお伝えできる事をまとめて書いています。赤文字部分だけでも読んでもらえると、ひょっとすると僅かながら皆さんのボイトレ学習の足しになるかもしれません。
※なにぶん、日々の演奏活動での体験なので、重複する事も多くなると思います。また場合によっては「前言撤回!」のような事も起こり得ますが、出来るだけ正直に書いていきたいと思います。
乱分ですが、なにとぞよろしくお願いいたします。
2018.5.21(月)~2018.5.27(日)
・今週は22日(火)~26日(土)まで、5夜連続のライブだった。
・5夜連続は今まで何度も経験しているので、あまり心配していなかった。やはり、日を追うごとにむしろ「融合(ミックス)状態が促進されていく」感じさえあり、段々歌い易くなっていった。
・練習では奇声と歪み声を何度かやった。やり過ぎないように注意したので、喉に負担は少なかった。
・先週に引き続きヒーカップ唱法など、必ず裏声優勢になるような意識で常に歌う事が出来た。「裏声優勢」である事の重要性を身に染みて感じている。
・音程(ピッチ)の問題についても少しやり易くなったように思う。やはり「音程を司るのは裏声」なのである!
・5夜のライブの中で、(多分)2度ほど、声が裏返りそうになった。何が原因かは分からないが・・・
正しくボイストレーニングが進んでくると、連続して何日も声をたくさん使わなければならない時は「段々と歌い易くなる」と思います。もちろん初心者のうちは疲労の方が勝ってくるとは思いますが、裏声と地声がそれぞれ強化され、融合の訓練の段階に入ってくると「使えば使うほど調子が上がる」という状態を経験すると思います。
繰り返しになりますが、奇声・歪み声の練習は「ちょっと物足りないくらい」に留めておいてください。練習中は平気でも、時間が経つと喉に違和感が残る場合が多いと思います。
ボイストレーニングが進んでくると、意識して「裏声優勢」の状態を作る事が可能になってくると思います。喉に神経が行き渡るようになってくると「裏声優先とは、こういう事か!」と気付くと思います。また「裏声優勢」の状態を作る為に具体的なアドバイスをする事は可能です。
「裏声優勢」の状態の方が、音程が格段に取り易いと思います。逆に「音程が取りにくい」とすれば「地声に引っ張られている」と考えられます。
声が裏返ってしまう原因は「喉の機能の崩壊」です。歌はメンタル的にもフィジカル的にも、この「喉の機能の崩壊」との闘いだともいえます。「決して崩壊しない喉」にしていく事がボイトレの目的の一つであり、それは可能な事だと思います。
以上、ご精読ありがとうございました。