車でのボイトレに思う”失われた四季”。車中ボイトレは窓を閉めて、エアコンと共に。

後払いオンラインレッスンについて

僕は車での移動が多いため、車中でボイトレをやる機会も多いです。特に忙しい日は自宅での練習時間が取れないことがあり、そんなときは車の中でアンザッツをやったり、適当に奇声を発したり、出鱈目に歌ったり・・・外から見るとなかなか奇異に写っているとは思いますが、とにかく移動中の車中は僕にとって大切な練習部屋なのです。

時間が迫る中、急いで会場へ向かわなければいけないライブ・・・もうそんなときは「車で行く」以外の選択肢がないこともあります。つまり”喉の準備”が足りない状態を解決するには、往路の車の中でボイトレなりウォーミングアップなりをやるより仕方がありません。たとえライブ会場が駅から歩いて30秒でも、車で出かけることを余儀なくされることも多いです。シンガーの宿命ですね・・・。

さて、四月も後半に差し掛かると先月までの寒さはどこへやら、もう昼間の車中は暑くてたまらなくなってきています。いや、朝晩はまだまだヒンヤリとしているので暖房を入れることさえあるというのに、昼間は冷房が恋しくなるほどの暑さの日も出てきました。この時期の車内の室温調節は本当に難しいです。朝は暖房、昼は冷房、そして夜はまた暖房・・・なんて日も考えられます。

「日本には四季がなくなってしまった」・・・最近ほうぼうで耳にするセリフです。確かにそう感じます。”ちょうどよい気候”の時期はとても短く、「寒い」が通り過ぎたすぐ後ろを追いかけて「暑い」がやってきてしまう・・・そんな感じです。

 

さて、僕たちボイトレ学習者、それも”車中ボイトレ”の常習者は、もはや季節の風を味わうことを諦めねばなりません!四季が失われつつある日本で僅かに残された春と秋・・・そんな普通の人が”心地よい”と感じる季節でさえ、窓を開けて走ることはできません!僕たちは、自分がボイトレしている声を外に漏らさないために、常に窓を閉め切らなくてはなりませんので。

いや、窓を開けながら車中でボイトレしていても、声が外に漏れず誰にも迷惑をかけないでいられるようであれば、僕たちはもっと精進して練習に精をださなければなりません。

僕を教えてくれた先生方の、僕が目の当たりにした”凄まじいアンザッツ”は、窓を開けた車中から外に漏れださない、なんていう代物とは全くかけ離れていました。多分、往来の多い国道でも対岸までその声は響き渡るでしょう。「本物の声量」とは、そんな凄まじいものでした。あまりの音量音圧に、恐ろしいとさえ感じたほどです。

僕もその境地を目指さなくてはいけません。”声量”は、最もシンプルに喉の機能性を現す要素だと、僕は考えています。「ボイトレして何が変わった?」「声が大きくなった」・・・素晴らしい成果です!声が大きくなったのです!声が変わったのです!

現状の僕の声は、まだまだ国道の対岸まで響き渡る、というレベルにはとても達していませんが・・・時折「そんなデカい声出さなくても聞こえるよ!」「電話口の声がウルさい!」など、お叱り(お褒め?)の言葉を頂戴することもあります。そんな時、僕は心の中で握りこぶしをつくり「やったぜ」と呟いています。

僕はこれからも車中ボイトレを続けていくと思いますが、ますますエアコンのお世話になる時期が長くなることを目指しています。

「僕、ボイトレするときは一瞬でも窓を開けることができないのさ。あまりの声量に周りが迷惑するからね」と、胸を張って言えるように。

 

後払いオンラインレッスン開講中!お気軽にお問合せください。

 

以上、ご精読ありがとうございました。

筆者のプロフィール、ボイトレへの考え

PAGE TOP