【音声解説付き】動物鳴き真似トレーニングと、そのボイトレ的解釈

ボイストレーニングの一般的なイメージとは、どのようなものでしょうか?

先生がピアノの前に座っている、生徒さんは立っている、先生の弾く音階に合わせて発声していく・・・

少し堅苦しいイメージがありますね。

もちろんキーボードを使った練習も必要ですが、手ぶらでどこででも一人で出来る練習もたくさんあります。

また、ボイストレーニングを毎日行なっていると、気分が乗らない時もあると思います。

そんな時に楽しんで出来る練習のパターンをいくつかご紹介していきたいと思います。

今回は「動物鳴き真似」はどうゆう喉の状態から発声されているのか?

また鳴き真似をする事でどのような効果があるのか考えてみたいと思います。

よろしくお付き合い下さい。


動物園には「声の可能性」がたくさん詰まっています

動物園で色々な動物の声を聞くと「これ、人間の声みたいだな」と感じる事があります。

いや、むしろほとんどの動物の声は「人間の喉で再現可能なのではないか?」とさえ思います。

以前にご紹介した江戸屋猫八さんのような「動物声帯模写名人」の喉は、素晴らしく自由で完全に開放されているのでしょう!

ボイトレ学習者が動物園に行くと、きっと色々な動物の鳴き真似をしてみたくなるはずです。

※決して園内ではやらないようにしましょう!(笑)

そして、それぞれの動物の鳴き声は、ボイストレーニング的に説明・解釈可能なものがたくさんあるように思います。

いやむしろ、説明可能だから、人間の喉で真似る事が出来るのです。

 

泣き声を聞いて「喉の状態」を想像する

鳴き真似をするには、まずその声が「どんな喉の状態から発声されているか」想像します。

そして、自分の喉をその状態へと導いていきます。

具体的に、声のトーンを決めるのは

  • 喉の位置(高低)
  • 声区(裏声か地声か)
  • 歪み成分の有無
  • 呼気発声か吸気発声か

等でしょうか。

いくつか僕も挑戦してみたいと思います。

羊の鳴き声のポイント

  1. 喉の位置が高い
  2. 地声
  3. 少し歪み有り
  4. スピッカート

喉の位置の高い平べったい声で「メ~~」と鳴きます。

最大の特徴は「スピッカート」でしょう。

「スピッカート」とは声を細かく切って出す技法で、文字で書くと「メ・へ・へ・へ・へ~~」となるでしょうか?※声を文字で表す事に限界を感じます・・・

 

狼の遠吠え

狼の遠吠えのポイント

  1. 喉の位置は低い
  2. 裏声
  3. 吸気発声
  4. 音程の変化がある

吸って声をだす「吸気発声」を使います。

吸気発声には、喉の機能を劇的に高める効果がある事が分かっています。ぜひ、普段のトレーニングに取り入れてください。

音程の変化があるので、少し高い音から始まってすぐに落とし、最後はさらに低く終わります。

無理矢理、文字で表すと、「ラ・ミ~~~↓」※声を文字で表す事に限界を感じます・・・

そして、ちょっとしたロングトーンを聴かせてくれます!

 

チンパンジーの鳴き声

チンパンジーの鳴き声のポイント

  1. 喉の位置は普通(やや高め)
  2. ミックスボイス~地声
  3. 歪みが強い

チンパンジーの鳴き声は、とにかく「歪みの塊」です。

やはり、音質的には人間の声のトーンに最も近いように感じます。

 

説明のつく声は発声可能

喉の位置や声区など、ボイストレーニングの見地から説明のつく声は、基本的に僕たちにも発声可能です。

そして動物の鳴き声は、極端に喉の位置が高かったり物凄く歪んでいたりするのでトレーニング効果はとても高いです。

通常のかしこまったマナーの中でのボイトレには限界があることは、物凄い人数のボイトレ経験者のほとんが喉を自由に開放できていない事が証明しています。

こういった「キーボードと音階練習」から一旦離れてみる事は、決して無駄にはならないはずです。

機会があれば動物園に出かけていって「この声はどうやって出しているんだろう?」と想像してみてください。

きっと楽しいと思いますよ!

 

以上、ご精読ありがとうございました。

 

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