お酒・・・睡眠不足・・・疲労・・・これらは、声を出しにくくするものの代表格です。
「お酒」なんかは自制してライブ前日には飲まないでおくことができますが、「睡眠不足」「疲労」・・・こういったものは現代人の生活パターン上、常に付きまとってくるものでもあります。
それからもう一つ、ボイトレ学習者の気勢をそぐものはやっぱり「風邪」ですね!”熱っぽくて辛い”くらいなら気合で何とかなるものかもしれませんが「咳」が出てしまうと、もう堪りません!ボイトレをしよう・歌の練習をしようという意気込みはもう簡単に消え失せてしまい何日も練習を休むことにもなりかねませんし、何よりも咳をするたびに喉は痛々しく傷ついていきます。
だから本当のところ、ボイトレ学習者やバンドのボーカリストたちは「風邪をひいてはいけない人種」なのです!
さて、そんな書き出しでブログをスタートした僕は、今、風邪をひいています。こうやってパソコンに向かっていても咳が出ます!
毎日のボイトレこそ何とか続けてはいますが、あまり集中出来ているとは言えません。(アンザッツをやっていても咳込むからです)レッスンで生徒さんにデモンストレーションする声も幾分冴えず、少々言い訳混じりになってしまいます・・・
僕は後悔しています。なぜなら、この風邪は防げたからです!
忙しさが落ち着いた時に、ふと現れる「気のゆるみ」
よく言いませんか?「緊張した毎日が過ぎて、ようやくホッとした瞬間に風邪にやられる」・・・言うなれば、”風邪をひく時のセオリー”のようなものなのでしょうか?
僕はいま正にそのことを実感しています。つい先月までは昼夜の区別なく予定が立て込む日が多く、とても忙しい日々を送っていました。当然、緊張感も保ち続けていたと思います。
それが、ここ最近になって全ての事が少しずつ落ち着き、仕事のリズムも安定してきたと思ったら・・・しっかりと風邪にやられました!正にセオリー通りに!
「気のゆるみ」と片付けてしまえばそれまでですが、思い返してみると早めの対処で防げた可能性が高いと感じます。
「風邪気味かも!」と思ったときの対処が大切
一週間ほど前に「おや、ちょっと喉が痛いぞ。風邪かな?」と思う日がありました。思えば、この時の過ごし方が明暗を分けたのです。
予定が立て込んでいる時なら、ここで市販の風邪薬や栄養ドリンクを飲むはずなのですが・・・僕はそれをしませんでした。
風邪のひきはじめなら、コンビニに売っている風邪用のドリンク剤がとてもよく効きます。「なんとなく違和感が・・・」という時点ならそれ以上悪化させないで済みます。
色々なことに追われていた日々が過ぎ、時間的にも少し余裕が持てるようになったことが仇となり、緊張感や慎重さが無くなっていたのです。甘かったですね!
後悔を残さないために”慎重すぎる対処”を!
さて、風邪もいよいよ本格化して咳が出始めると、もういけません!ボイトレや歌の練習どころではなくなり、まずは治すことを最優先しなければなりません。
身体が治っても「咳だけが残る」状態が、下手をすると一か月以上も続くこともあります。
咳が”喉の大敵”であることは言うまでもありません!物凄い圧力の息が咳をするたびに声帯をこじ開けて噴出していることになります。しかもそれを一日に何度も何度も繰り返すのですから、声帯からしてみたら、たまったもんじゃあありません!「呼気圧迫で歌う」「腹式呼吸による大量の息で歌う」「高い音程になるほど大声になる」・・・これらは喉の健康にとってとても悪い事の代表格ですが、咳の害はそんなものでは済まないでしょう!
ボイトレ学習者が風邪をひいてしまって咳に苦しんでいるなら、まずは咳を鎮めることを第一に考えなければなりません。つまり何日間は「練習したくても出来ない」状態にもなりかねません!そして大抵は身体は早く回復し咳だけが残ります、これは辛い! ボイトレに意欲満々の人たちにとって風邪をひくことは「楽しみにしている日課を奪われる」ことに等しいと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「緊張した毎日が過ぎて、ようやくホッとした瞬間に風邪にやられる」という風邪ひきのセオリーも、結局は”気のゆるみ”からくる緊張感や慎重さの欠如が原因なのでしょう。
僕は今回、身をもってそれを感じました。
ボイトレ学習者は、風邪に対しては早めの対処をしましょう!風邪が本格化して咳が出始めると、鎮めるのにとても時間がかかってしまいます。
以上、ご精読ありがとうございました。