復帰ライブのウォーミングアップ。”今歌いたい歌”によって美しい声の音質を呼び起こす

久しぶりに「怖い」と感じています。

僕は2019年の1月、ライブのスケジュールを一つも入れませんでした。こんなことは約10年ぶりのことです。

そして、明日は2019年2月3日。いよいよ一か月以上ぶりのライブに復帰する日なのです。

ボイトレは毎日やってきたし、歌の練習もそれなりにやってきましたが・・・やっぱりお客さんの前で歌うのとは全然違うことなのです。家では適当に好きな曲を何曲か歌っているだけですが、ステージでは楽器も弾かにゃならんし、ハモりもやらんとあかん、高音の歌もあるし、モニター環境の問題もあるし・・・やっぱりステージには不安要素がたくさんあって、予期せぬこともたくさん起こる・・・僕にとっては、そんな恐ろしい場所なのです。

今日はライブ復帰の前日という事で、朝からボイトレと歌の練習をみっちりやっているわけですが・・・朝から行なった練習の内容や、そんな中で感じたことについて少し書いてみたいと思います。

この記事が「久しぶりのライブが控えている」「初めてお客さんの前で歌う」・・・そんな人の参考になれば幸いです。とはいえ、この記事を書いているのはライブの前日です。現時点では、復帰ライブで僕が上手く歌える保証はまだありませんが・・・

お付き合いください。


普段通りのボイトレから始めました

「ライブの前日だから」と、変わったことをやるのは良くないと思います。

僕はやっぱり、いつものようにアンザッツからボイトレをスタートさせました。各アンザッツの順番もいつも通りです。(下段に参考記事を載せています。参考にしてください)

まあ、各アンザッツの声を聴くと「僕の声も変わってきたなあ」と感慨にふけります。以前よりも格段に強い声が出せるようにはなったとは思います。まあ、明日はアンザッツを聴かせるわけではないので・・・

それから、裏声と地声を繋ぐ練習(レジストレーション)を少しやって、最後にメッサディボーチェ(同音で地声と裏声を行き来する練習)でボイトレを締めくくりました。これもいつも通りです。

ボイトレを済ませるとそれなりに喉は温まって気力が湧いてきますので、それから歌の練習に入ります。

僕は歌う前には必ずボイトレを1セット行なうようにしています。ライブの前はもちろん、レッスンの前やカラオケの前にも必ずボイストレーニングをやらないと”気持ち悪い”感じがします。「さあ、歌うぞ!」という時に「昨日より少しでも上手く歌えますように」という”祈り”を込めた習慣です。歌の練習は”コツ”や”方法”を学べはしますが、喉を成長させてはくれません。

 

”今、自分が歌いたい歌”を歌う~美しい声の音質を求めて

これは、僕が最近の歌の練習で取り入れていることです。

明日歌わなければいけない”ではなく、”今、僕が一番歌いたい歌”を、まず最初に歌います。

以前は(時間短縮の意味もあり)「ライブで必ず歌う歌」ばかりでウォーミングアップしていましたが、それでは”義務感”ばかり先に立って「美しい声の音質」を求めることをせず、不必要な喉の緊張を生んでいるかもしれないと感じたからです。

今この瞬間、リアルタイムで歌いたい歌を歌う・・・例えそれがライブの曲目とは何の関係もないものだったとしても・・・これによって僕の声の”最もリラックスした美しい音質”が導き出され、その音質と喉の状態を記憶することができます。また、バラバラでまとまりのない”歌うための道具”の各部品は、美しく自然な声の音質を求めることによって段々と一つに統合して働き始めます。

 

換声点(地声と裏声の繋ぎ目)の音を含んだ歌を歌う

そして最後に、換声点を多く含んだ歌を選んで歌ってみます。最初はなかなか最後まで歌えませんが、その都度「地声と裏声を交互に出したり」「泣き節を入れたり」しながらやっていると段々と歌えるようになってきます。

なんといっても歌の難しい部分は換声点付近に集約されてしまいます。言い換えれば、声が地声と裏声に分裂していなければ何の苦労もないのですから・・・

 

では、行ってまいります!

今回のウォーミングアップの中で「今、一番歌いたい歌を歌う」という部分は今までの僕の手順の中にはなかったので、ある意味これは実験ですね!

17世紀のボイトレ教師たちは”母音の音質”によって喉の状態を知り、調整を加えていました。今回取り入れた「今、一番歌いたい歌を歌う」ことによってリラックスした美しい声が現れやすくなり、”母音の音質”にも影響を与え、喉の調整に役立つのではないかという狙いがあります。

いずれにしても、復帰ライブで歌ってみて、それからまた考証してブログ記事にしていきたいと思います。

では、行ってまいります!

 

以上、ご精読ありがとうございました。

筆者のプロフィール、ボイトレへの考え

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