会話の声は小さいのに歌が上手い人。喉を吊る筋肉が強く、声真似が得意だから

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「歌声」と「会話の声」

上記について、どんな関係性を想像するでしょうか?おそらくほとんどの人が「良い声で歌う人=良い声で話す人」と答えると思います。

実際僕の周りの人たちを見ても、圧倒的に歌声と会話の声の関係は”正比例”の場合が多い印象です。

ここでいう「良い会話の声」とは、(仮に男性ならば)いわゆる「昭和の良い声」的な太く豊かでダンディな声というばかりではなく、喉の機能的に見て”柔軟そうな声”という場合も含みます。具体的には「地声の音域が裏声のトーンを伴って聴こえる」や「少ししゃがれた歪み声」といった声のことです。そんな会話の声の持ち主に対して僕は「この人は歌が上手いのではなかろうか」という印象を持ちます。

しかし、つい先日「歌声と会話の声」が”反比例”する人を知り、その人の歌声を聴く機会がありました。

この記事では、上記の内容から「歌声と会話の声の違い」について書き進めてみたいと思います。

お付き合いください。


歌が上手く、会話の声が弱い人

僕が出会ったその人(女性)は、とても小さくこもった声で話す人です。その人と話して”饒舌”という印象を持つ人はいないと思います。それくらい大人しく、時折話す声も弱々しい印象です。

けれど、その人は歌がとても上手だということは、学生の頃から周囲の人たちの間では有名だったようです。若い頃からライブハウスで歌ってきたそうで、その時同席していた彼女の友人たちは、”誰もが認める歌唱力”だと語っていました。

そして、実際に歌を聴かせてもらったのですが、確かに文句なく上手かったです!

”力強く声量豊か”というよりは「軽く漂うような」という印象で、音程も安定していました。”誰もが認める歌唱力”は伊達ではないという印象を受けました。

上記「軽く漂うような声」であることは、「声の健康を守ること」に大きく関係があります。「軽く漂うような声」を作り出り出している時の声帯は”伸ばされて”います。そして、声帯の2本のヒダは「縮んで(緊張して)」接触するよりも、「伸ばされながら(伸展しながら)」接触する方が遥かに安全でダメージも少ないのです。声帯にとって「伸ばされている」という状態は、健康面でも声の美しさの面でも、決して欠かすことが出来ません。

もちろん、歌い終えた後の彼女は”小さくこもった声”で話す人に戻っていました。同席していた人は”歌声≠会話の声”な彼女の喉を、とても不思議がっていました。

しかし、このことにはちゃんとした理由があるのです。

 

「歌の上手さ」は喉を吊る筋肉の”目覚め方”に依存します

喉の筋肉には「喉の中身の筋肉」「喉を吊る筋肉」という2種類の解釈があります。

一般的に”喉の筋肉”としてイメージされるのは、声帯を伸ばしたり閉じたりする「喉の中身の筋肉」のことだと思いますが、こと”歌うこと”に関して言えば、むしろ「喉を吊る筋肉」こそが重要な役割を果たしていることが分かっています。

もちろん「喉の中身の筋肉」が良い仕事をしてくれないことには発声自体が難しくはなりますが、「喉を吊る筋肉」が眠ったままだと”自由に歌う”という境地は夢の夢だと言えるでしょう。

声帯自体が痛んでいて話すこともままならない人でも、歌うとたちまち立派な声を出す人がいます。また逆に健康な声帯とその周りの筋肉を持っていても(=会話の声に問題がなくても)、自由に歌えない人もたくさんいます。(多くの人はこの状態です)

つまり、冒頭に書いた人は「喉を吊る筋肉」が”目覚めた”状態にあるので、”話し声の大人しさ”とは無関係に”誰もが認める歌唱力”を発揮することが出来るのでしょう。

「喉を吊る筋肉」は通常の会話の声では鍛える事が難しいのです。アンザッツトレーニングによって7種の声色を出していくことで鍛えることができます。※アンザッツで出す声は”素っ頓狂な”、つまり”通常の会話では出さない”声ばかりです。

 

”誰もが認める歌唱力”の源となった「メンタルコンセプト」

ある声色を聴いて真似る・・・喉はその声色を出すために必要な状態へと導かれていきます。このように音色を強く具体的に頭にイメージすることを「メンタルコンセプト」と言いますが、この概念はボイストレーニングにおいて最も根本的で重要なものとなります。

憧れの歌手の声色を真似る・・・レッスンで先生の声に続いて発声してみる・・・全て広い意味での「メンタルコンセプト」に当たり、それ無くしてボイストレーニングを進めていくことは不可能です。

さてこの記事の主人公である”誰もが認める歌唱力”の彼女は、「学生時代から、人の声色を真似ることが抜群に上手かった」と、彼女の友人たちが語ってくれました。

やはり彼女は「喉を吊る筋肉の目覚め」に加えて「メンタルコンセプト能力」にも秀でていたのです。

ボイトレにおいては、多くの歌手の模倣をすることはとても大切なことです。ボイトレ学習者は「メンタルコンセプト能力」を鍛えることを常に考え続けていきたいものです。とても簡単にいうと、日常生活の中で「聴いた声を、何でもかんでも真似して発声してみる」だけでも効果はあるはずです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

この記事に登場する彼女の”誰もが認める歌唱力”の秘密は「喉を吊る筋肉」なのです。

加えて「メンタルコンセプト能力」の高さは、学生の頃からの「声真似」によって養われてきたのでしょう。

そして上記の二つは、ともにボイトレにおいて”最重要”だとされる事柄です。

やはり、上手い人には上手いなりの根拠のある理由が必ずあるものなのです。

 

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以上、ご精読ありがとうございました。

 

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