【気楽に一曲、歌ってみました】シンバライン。退廃的に、しかしサビは明るく歌い、けれど最後は暗く。

「気楽に一曲、歌ってみました」カテゴリーでは、その名の通り”気楽に歌った歌唱サンプル”を載せていきたいと考えています。これまでの「歌唱サンプル」はどちらかといえば”頑張って歌った”という印象の歌が多かったのですが、こちらのカテゴリーは、僕が長くレパートリーにしている曲や歌いたい曲、それも割合”気楽に歌える”曲を取り上げていきたいと思います。

なので必ずしも”ボイトレ的分析”を伴わないものになると思いますが、これを読んでくれた人・聴いてくれた人が「ああ、私の知らないこんな素敵な曲があるんだ!」と、その曲のオリジナルバージョンに興味を持っていただければ幸甚です。

僕自身の趣旨としても、とにかく”気楽に”歌うことを心掛けたいと思います。録り直しも出来るだけ少なくしたいと考えていますので「音程、外れてるやないか!」「リズム、走ってるやん!」といったお叱りも出てくるとは思いますが、そのあたりご容赦くださいませ。

 

「最近覚えた曲は一瞬で忘れてしまうのに、若い頃覚えた曲は忘れようとしても忘れないなあ」

僕を含め仲間のミュージシャンたちが口々に語るセリフです。本当にそう思います、”複雑で難しい構成の曲”でも”でも”言葉がいっぱい並んだ覚えにくい歌詞の曲”でも、昔覚えた曲はスラスラと歌えてしまいます・・・

さて、僕はイギリスのバンド・ピンクフロイドの大ファンであります。このブログでも彼らの曲を何曲も歌っています。大学時代、友人によくからかわれました。「お前は変わってるなあ、阪神タイガースとピンクフロイドが大好きなんだものなあ」と。当時の阪神タイガースは暗黒時代の真っただ中、それに加えて”変わった音楽”の代名詞的なイメージのあったピンクロイドのファンだったものですから。

さて、今回はそんなピンクフロイドの初期の曲「シンバライン」を歌ってみました。この曲、まさに”言葉がいっぱい並んだ覚えにくい歌詞の曲”なのですが、若い頃覚えたのでスラスラと言葉が出てきます。(笑)

おまえの回りには
額縁から抜け出したライオンがいる
おまえの足に落ち葉がまといつく
列車のとどろきが耳に響き
思いもよらず大きくなっていく
不思議なことに医者は
いつ見ても大きさが違うのだ

今こそその時だ シンバライン
今がそうなのだ シンバライン
お願いだから僕を起こしてほしい

ピンクフロイドがサウンドトラックを書いた映画「モア」の挿入歌です。1969年の作品なので彼らのキャリアの極初期に当たる時代の曲です。”大作主義”のイメージも強いピンクフロイド、初期には意外にもフォーク調の曲も多く、僕も自分のライブで弾き語り用のレパートリーとして取り上げていました。

若い男女の退廃的な行動が描かれた映画の方の評判は芳しくなく「アンダーグラウンド映画の悪いところばかり集めたような作品」と酷評されています。

「シンバライン」とは何なのか?実はよく分かりません。(一説には「悪夢」のことなのでは?とも言われています)

歌詞の方もほとんど抽象的で意味不明ですが、この曲のサウンドから発散される”退廃美”に僕は魅了されました。憂鬱な感じでスタートし、サビでは少し盛り上がりますが、最後はやっぱり暗く終わります。聴き終えても歌い終えても・・・どんよりとした気分になってしまいます。

思い起こせば、若い頃の僕は”ピンクフロイドの音楽を聴く”ということを一種のステータスのように感じていたのだと思います。大島渚の難解な映画を観て、ピンクフロイドを聴く、そんな自分に酔いしれる・・・若気の至りですね。背伸びしたい年頃だったのです。

でも、改めて聴いても「シンバライン」のシンプルな美しさには、今でもやっぱり魅了されます。

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