明日は初ライブ!前日のボイトレや準備。お酒は飲まず睡眠をとる

バンドで歌うためにボイトレを頑張っている人にとって、ライブは日頃の練習の成果を発表する場でもあり、また今の自分の喉の状態を検証し、今後のボイトレへの道標とする意味でもとても大切な機会になるでしょう。

「今後のボイトレへの道標」とはいえ、やるべきことは常に「喉の機能回復」の一点に絞られると思いますが、ライブで歌うと練習では出てこなかった様々な「症状」が浮かび上がってくると思います。それらを頭の片隅に置いておくことはとても有意義なことです。フラット癖が出てしまった・・・声が裏返ってしまった・・・すべての「症状」には必ず喉の機能的な「原因」があるはずです。

しかし、ライブに限らず発表会でもなんでも「お客さんに聴いてもらう」となると、どうしても練習通りの事ができなかったり、予想外のトラブルが起きてしまったり・・・「ステージで歌う」ということは本当に難しいことです!しかもそれが「初めてのライブだ!」となると、緊張や重圧は相当なものでしょう。

さて、今回は「明日は初めてのライブだ!」。初ライブを明日に控えた人たちが(前日である)今日に行うべきボイトレ、そして明日に備えての心構えなどを書いてみたいと思います。

お付き合いください。


前日のボイトレは「いつもと同じメニュー」で大丈夫です

ボイストレーニングのメニューはライブ前日だからといって内容を変更する必要はありません。いつもの通りに練習してください。

例えば・・・

  • 息漏れの裏声の練習(喚声点を挟んだ”シ~シ”を”ウ母音”で行き来する)
  • 各アンザッツの練習(注:地声系はあまり頑張り過ぎないように!
  • 吸気の裏声など、”裏声系”の練習ならば補足的にいろいろやってみましょう。

上記のようなメニューでいつもの通り練習できればよいと思います。

ただし、次の点には注意してください!

 

ただし「地声を張り上げる練習」はやめ、裏声主導の状態を作りましょう

ライブ前日に限って制限するべき練習は「地声で高い音域を張り上げること」です。

喚声点辺りまで(男性ならば”レ~ミ”、女性ならその少し上)、大声で地声を持ち上げて出す練習はやめておきましょう。

こういった練習は喉に負担がかかり、その影響は次の日のライブにまで及んでしまいます。

ただし、地声を張り上げる事さえしなければそれほど神経質になる必要はありません。裏声の練習ならたくさんやってもそれほど負担はないでしょう。

「裏声主導にしておくこと」は、何にも増して大切なことだと考えてください。1ステージを歌いきるためにも、音程を正しくとるためにも、歌に関する重大な役割の多くは「裏声」が担っていると考えてください。もちろん日頃のボイトレでは地声の練習もたくさんやらなければなりませんが、ことライブ直前に限っては「裏声主導」「裏声優先」、これが鉄則です。

「地声の張り上げを控える」ことは、アンザッツの練習においても同じです。つまり、ライブ前日に限ってはアンザッツ1・2・3aの練習をあまり高い音域までやる必要はありません。”レ~ミ”くらいまでで充分でしょう。

 

前日は「禁酒!」そして「早寝!」しましょう

言うまでもなくライブ前日の睡眠はたくさんとるに越したことはありません。ぜひ早寝を心がけてください。睡眠不足のままライブ当日を迎えると、喉の調子を整えるのにとても時間がかかってしまいます。

そしてライブ前夜はお酒を控えた方が良いでしょう。お酒は(たとえ少量でも)喉・声に対して悪い影響をとても長く及ぼします。アルコールによって体は乾燥し、喉は自由さを失います。ライブが終われば解放感溢れる気持ちでビールを飲むことができます。楽しみは明日までとっておきましょう!

 

「歌の確認作業」は諦めず、「喉の機能」については諦めましょう!

「歌の確認作業」とは、例えば歌詞を見直したり、自分のコーラスのラインを確認したり・・・楽器を弾きながら歌うのなら不安なコードを見直したり・・・そういった「確認作業」は前日だからといって諦めてはいけません。ギリギリまで、もがいてみましょう(睡眠時間を削らない程度に!)

「喉の機能」について諦める!・・・随分突き放した言い方になりますが、ライブ前日になってあなたの「声帯を閉鎖する力」が急激に増したり、「喉頭懸垂機構」が突然目覚めたり・・・そんなことはもう起こりようもありません。そういった「喉の機能」に関することはこれまでのボイトレの蓄積だけが結果となって現れます。なので、あとは自分の喉を信じて「前向きに諦める」ことです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

僕自身がライブに始めて出演したのはおよそ30年前、高校生の時に京都のライブハウスでの何かのイベントのステージでした。(イベント名は失念いたしました)

そのライブの前日の気持ちは今や思い出すことが出来ませんが、多分相当な緊張だったと思います。(僕はそのライブの当日、ライブハウスの廊下にあった大きな灰皿を倒して、辺りを水浸しにしたことだけはありありと記憶しています。やはり相当緊張して舞い上がっていたのだと思います!)

この記事には、僕が考える「ライブ前日の心得」をまとめてみましたが、(上にも書いたように)ボイトレのテクニカルなことは今更考えても仕方がないことです。

確認すべきことは確認して、お酒を飲まず早く寝て、とにかく良い体調でライブ当日に臨めるようにしてもらいたいと思います。

 

以上、ご精読ありがとうございました。

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