アンザッツによって声の老化を遅らせる。50歳で声は衰えない、何歳からでもボイトレを

「加齢とともに高い声が出なくなった」「歳を経て、声が掠れるようになってきた」・・・ある程度年齢を重ねた方なら、そんな「声の老化」についての悩みを持たれているのではないでしょうか?

実際にカラオケなどで「若いころよりもキーを下げないと歌えない」というセリフもよく耳にします。

またプロ歌手のライブ音源などを聴くと、年齢とともにキーを下げている人も多く、世間一般的には「声の老化」は防ぎようがなく、しかも割と”早い段階で”現れてくるという認識なのではないでしょうか?

今回は、そんな「声の老化」について、また「声の老化を遅らせることについて書いてみたいと思います。

お付き合いください。


一般的な認識は「50代で声は衰え始める」、しかし実際はもっと後になってからです

「声が老化し始める年齢は?」という問いには「50代くらいから」という答えが多いでしょうか?

確かに50代は「若年」と「老年」を分ける一つの境目のような気がします。例えばプロ野球選手でも40代で現役の人はいますが、50代となると中々難しいようです。

しかし、この世間的な認識と実際の喉の老化年齢には大きな隔たりがあり、本来は喉はほぼ生涯にわたってその機能を維持できる事が分かっています。

フースラーも、自著「うたうこと」の中で「声の老化」に関して次のように書いています。

実地の経験の示すところによると、(声の老化は)一般に思われているよりも、はるかに高齢になってはじめて現れるというのが通例である。

声が老化したと見なされたとしても、間違った考え方によっていることが非常に多いのである。

これは僕の考えですが、喉は「声を出す役目」を全うするためにも、その人の生涯の最後の最後までその機能を維持できるように作られているのではないかと思います。”口だけは達者やなあ!”と揶揄されるご老人が、本当の意味で「口だけは達者」であることさえあります。つまり、手足はおぼつかなくなっても「コミュニケーション手段としての声」は最後まで残る・・・生物としての人間は、そのように作られているのではないでしょうか?

 

声が老化する原因

個々の筋あるいは筋群に、ある特定の働き方だけをやらせて、それを長く続けて実行していると、その働きの能力が高まるのとほぼ同じ程度に、他の筋肉や筋群がなおざりにされて、その力をしだいに失ってゆき、さらにまったく排除されるようにさえなるだろう。

このフースラーの見解は、この記事のテーマである「声の老化」はもとより、「トレーニング」と呼ばれるもの全てに共通する「筋肉の特性」と呼べるものです。(実際、フースラーもこのことを”生物学の法則”と説明しています)

人は誰でも独自の「声色」を持っています。その声色を作るためには喉の筋肉の「一部」が使われているはずです。同じ声色を発すること(=同じ筋肉を使い続けること)を50年近く続けたなら・・・「いつも使う筋肉」はどんどん強くなり、「全然使わない筋肉」はどんどん弱ってくるでしょう。

上のような事を続けていると、確かに世間一般の認識のように「50代で声の老化が始まる」ことになるでしょう。

 

声の老化を遅らせる・・・喉の筋肉バランスを偏らせない

上に書いたように、声を老化させる原因は「使う筋肉の偏り」だとすると、声の老化を止める・遅らせるためには「喉の筋肉をバランスよく使う」ことが必要になります。

では、バランスよく使う(=日常では使わない筋肉も使うようにする)ためには・・・アンザッツトレーニングを行うことです。

アンザッツトレーニングは「喉を吊る筋肉」、つまり喉の周りの筋肉に働きかけてくれます。

そしてこの「喉を吊る筋肉」は「日常会話」のレベルでは中々充分に刺激することが出来ません。(アンザッツトレーニングで出す声を聴いたことのある人、もしくは実践している人なら分かると思います。アンザッツで出す声はどれも日常では出す機会の少ない声色ばかりです)

 

付録・・・僕の事例

この記事を書いている時点での僕の年齢は47歳です。どう贔屓目にみても「若者」ではありません。

そんな僕でも、アンザッツを始めとする毎日のボイトレによって日々声が変わっていくことを実感しています。

僕が「若い頃から歌っていたから」とか「人より歌う機会が多いから」は関係ありません。むしろ「喉の筋肉の偏り」という”生物学の法則”から考えると「(自己流の間違った方法で)若い頃から歌ってきた」僕の方が、これからボイトレを始める初心者の方よりも「偏り」は著しく大きいといえます。

僕自身の声は、スタミナ・声質・声量など、あらゆる面で画期的に変化しました。そしてその変化の源は、やはりアンザッツトレーニングなのです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

結論として、声の老化を遅らせるためにはアンザッツトレーニングを行うことが最も効果的なのではないかと考えます。

人は皆「歌いたい」という欲求を生涯持ち続けると思います。そして、声の老化を遅らせることは決して不可能なことではないのです。

僕は「声は何歳からでも変わります」というキャッチコピーは、ボイストレーニングにおいては誇大広告ではないと思っています。

後払いオンラインレッスン開講中!お気軽にお問合せください。

 

以上、ご精読ありがとうございました。

筆者のプロフィール、ボイトレへの考え

PAGE TOP