「気楽に一曲、歌ってみました」カテゴリーでは、その名の通り”気楽に歌った歌唱サンプル”を載せていきたいと考えています。これまでの「歌唱サンプル」はどちらかといえば”頑張って歌った”という印象の歌が多かったのですが、こちらのカテゴリーは、僕が長くレパートリーにしている曲や歌いたい曲、それも割合”気楽に歌える”曲を取り上げていきたいと思います。
なので必ずしも”ボイトレ的分析”を伴わないものになると思いますが、これを読んでくれた人・聴いてくれた人が「ああ、私の知らないこんな素敵な曲があるんだ!」と、その曲のオリジナルバージョンに興味を持っていただければ幸甚です。
僕自身の趣旨としても、とにかく”気楽に”歌うことを心掛けたいと思います。録り直しも出来るだけ少なくしたいと考えていますので「音程、外れてるやないか!」「リズム、走ってるやん!」といったお叱りも出てくるとは思いますが、そのあたりご容赦くださいませ。
さて、今回はビーチボーズの「Forever」を歌ってみました。
僕の言った言葉が 君を笑顔にさせるなら
僕はいつまでも話そう空にお願いしたんだ 僕らの授かるものが
いつまでも輝いているように僕が聴かせる歌が 君を喜びで満たすなら
僕はいつまでも歌おう
天才・ブライアンウィルソンを擁するビーチボーイズにあって、ブライアンに最も近い才能を持っているだろうと言われたのは、ブライアンのすぐ下の弟・デニスウィルソンでした。そんなデニスが低迷期ビーチボーイズの名盤「Sunflower」に残した物憂げなバラードが「Forever」です。
夭逝だったデニスの才能の全貌が如何なるものだったのか?・・・僕たちは想像する事しか出来ませんが、僕にとってこの「Forever」は目頭が熱くなる名曲であり、聴くたびに、また歌うたびに、デニスの才能の一端を垣間見ているような気がします。
デニスの声は低く歪んでいます。薬物依存だったと言われるデニスの私生活がそのまま現れているような彼の歌声は、決して上手ではありませんがとても魅力的です。また曲のラストの部分では、ようやく眠っていた才能を開花させようとしている弟のために、兄ブライアンがファルセットのスキャットを聴かせています。
ぜひ「Forever」のオリジナルバージョンを、そしてアルバム「Sunflower」を聴いてみてください。
以上、ご精読ありがとうございました。
初回受講の方は、無料体験レッスンをご利用ください。
↓↓↓