喉の調子が悪い時のライブには車で出かける。一人になれる、ギリギリまでボイトレできる

冬は声を使う人やボイトレ学習者にとって、体調管理の上で大変慎重になる季節です。

近頃は街でマスクを付けている人と頻繁にすれ違いますが、マスク着用で外出する人は年々増えているように感じます。昔はマスクというと”酷く咳が出ている人”限定だったように思いますが、最近は”風邪予防”のために着用している人も多いようです。

加えて花粉症に悩む人の多い昨今、マスクの消費量は右肩上がりなのではないでしょうか?

バリエーションも色々あるようで、”立体型マスク”や”カラーマスク”なども見かけます。(黒色のマスクを着用している人をみると、ギョッとするのは僕だけでしょうか)

仕事を持っているとなかなか休むこともままならないので、予防したい気持ちはよくわかります。普通の風邪ならまだしもインフルエンザにかかったとあっては、もう目も当てられません。僕も何年か前に一度インフルエンザにかかりライブ等の仕事を何日か休んだことがありますが、いやあ!とても辛かったですね!身体の辛さではノロウィルスにやられた時と双璧でした。

さて寒さも日に日に増してくるこの季節、風邪などで喉の不調を抱えたままライブに出演しなければならない、そんなバンドのボーカリストさんも多いものと思います。

今回の記事はそんな方へ向けた内容となります。お付き合いください。


ボーカリストは風邪をひいてはいけません

プロであれアマチュアであれ、ボーカリストは風邪をひいてはいけません!

・・・とはいえ、いくら用心していてもウイルスの侵入を防げない時もあります。なので「おや、ちょっと風邪気味かな?」のタイミングで慎重すぎるくらいの対応が必要だと思います。

幸い、風邪のひき始めなら市販の薬でもよく効きます。その日の予定をキャンセルして早めに床に入るくらいの”付き合いの悪さ”がボーカリストには必要ではないでしょうか。

僕はライブ前は”付き合いの悪い”人物です。他のメンバーがリハーサルのあと食事に出かけても一人残って練習しなければならない時もあります。これは仕方がありません!選んだパートが”大変なパート”だったのですから!

 

ライブ当日になってしまったら、もう”喉を休める”という選択肢は無くなります

それでも風邪をひいてしまったら、ライブでは厳しい戦いが予想されます。不思議に風邪のひき始めは声のよく出る状態が訪れたりしますが、(これは僕の仲間のボーカリストも感じていることです)当然それは長続きしません。

いろいろ頑張って回復に努めたけれど、咳が残ったままライブ当日を迎えてしまった・・・こうなるともう”喉を休める”という選択をしてもあまり意味がありません。今出ている咳が、夕方のライブスタートの時点で完治することはないからです。

こうなったらもう、今の状態で出来得る限りの機敏性を喉に与えてやることに心血を注ぐより他ないでしょう。

いつものボイトレメニューをやって、歌も歌ってみて・・・とにかく、なるべく歌いやすい状態にもっていく努力をしてください。

具体的には裏声と地声を交互に出したり、それぞれを繋いでみたり・・・オーソドックスに「分離~融合」のプロセスを踏んでいくのが良いと思います。また”泣くような声で”会話をするように心がけてみても良いと思います。

 

可能なら車で会場入りしましょう

もし可能なら、車で会場入り出来れば良いですね!

楽屋では集中してボイトレ出来ないでしょうし、メンバーはあなたに話しかけてくるでしょう。

リハーサルが終わり、本番までの空き時間に車で少し練習できればグッと調子も上向きになるかもしれません。とにかくギリギリまでもがいてみることです。

あなたから見ると、他のメンバーは気楽そうに映るかもしれません。けれどそういうものなんです!ボーカリストはある意味孤独なのです!声が出るか出ないか・・・このことが今日演奏する音楽そのものを牛耳ってしまうのですから!

 

バンドメンバーの方へ・・・決してボーカリストを追い込まにように!

もしこの記事を、ボーカリストではないバンドメンバーが読んでくれているなら・・・

決してボーカリストを追い込む発言はしないであげてください。

「調子悪そうやな、大丈夫か?」「水を飲んで少し休めよ」「リハでは歌わなくてもいいぞ」・・・どれも禁句であり、彼にとっては不要なマイナスの声掛けばかりです。これでは出る声も出なくなってしまいます。

彼には全部分かっています。あなたたちに出来る事は、彼が練習出来るように30分の時間を本番前に与えてあげることだけです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

色々と書いてみましたが、中でも「車で会場入りする」ことは僕の経験上とても重要なことだと思います。

本番前、車の中で30分集中してボイトレする・・・僕自身、何度このことに助けられたか分かりません!

メンバーや他のバンドの人たちも共同で使う楽屋は、もう練習場所ではありません。

本番前に一人になれる空間があることは、ボーカリストにとってはとても重要なことなのです。

 

以上、ご精読ありがとうございました。

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