楽器の演奏人口・・・つまり日本にピアノをやっている人は何人いるのか?バイオリンなら何人なのか?を調べた統計をネットで見ました。
ある年の日本の「ギター人口」は650万人だったそうです。それに比した「ピアノ人口」は200万人、確かに僕自身の体感とも一致するような気がします。
誰かと話していても「昔ギターを弾いていた」「今でもギターが趣味だ」、こういう人はとても多いように感じます。街行く人の列を見渡すと、ギターを抱えている人を何人か見つける事は簡単です。(まあ、ピアノを担いで歩く人はいませんが)
僕がレッスンをさせて頂いている生徒さんの中にも弾き語りをやっている人が何人かいらっしゃいます。やっぱりそのほとんどがギターによる弾き語りです。
一般的には「弾き語り=ギター」のイメージが強いのかもしれません。
何しろギターは手ごろで良いですね!車にも詰めるし、ピクニックのお供にもなるし。僕は自宅の練習室にアップライトピアノも置いていますが、歌の伴奏用として手に取るのはやっぱりギターの方です。
さて、最近は「気楽に歌ってみよう」ということで、自身が歌った音源をアップするスタイルのブログ記事も多い僕ですが、やっぱり使う楽器はギターということになります。
馴染の曲を、手軽な楽器の代名詞であるギターを抱えて歌ってみる・・・そんなスタイルのブログ記事を、もう結構な本数書いてきました。
弾き語りで歌ってみて録音して・・・再度聴き直してみてあまりに酷いミスが無ければ、もうそれで完成ということでブログにアップしていますが、思わぬところに落とし穴があることを痛切に感じます。それはブログ記事本来の目的である「歌」に関する事ではなく「ギター演奏」についてです。
まあ、シンプルに書くと・・・僕は昔より断然”ギターが下手になっている”という事実を実感せざるをえません。
とにかくミスるし、音も貧弱だし・・・実際、録音してみて「歌はOK」なのに「ギターがダメ」で録り直したことが何度もあります。
思えば、僕はここ10年間はほぼ「歌」に注力することで、自分自身の音楽人生を歩んできました。まだお店のステージで歌っていたころのある日の楽屋で「ステージで演奏している時、おまえは歌のことしか考えてないだろ!楽器を演奏する事もおまえの仕事だぞ!しっかり弾け!」と叱られたことがありました。・・・僕にとっては「歌」こそが興味の対象の大部分を占めていたので、先輩のこのお叱りには一言の言い訳もできませんでした。
10年間、歌のことばかり考えてきたことについては一片の後悔もありませんが、声に関する経験や知識と引き換えに楽器演奏の技量を大幅に失ったことは疑いようもありません。
僕の”楽器演奏の技量的衰え”・・・この事実は「練習しなければ、現状維持すら難しい」ということの証明にもなります。僕はかつて、もう少し弾けていました。ギターにしてもピアノにしても、そんなに難しいことは元々できませんが、弾き語りの伴奏として過不足ないくらいの演奏は出来ていたと思います。
かといってもちろん、ボイトレの練習時間を削ってギターやピアノの練習に時間を割こうという気は今の僕にはありませんが、「練習しなければ、現状維持すら難しい」という事実を、ボイトレ学習者としての自分に強く言い聞かせたいところです。
バイオリンの格言に「一日練習しないと、三日分下手になる」という言葉があるそうです。
僕は以前のように頻繁にライブ出演しなくなっています。このことは自分自身のボイトレの質と量に少なからず影響を与えています。久しぶりのライブの序盤に「なんて歌いにくいんだ!」と感じる事も度々です。
気を引き締めていかなければなりませんね!油断は禁物です!
文の構成も考えずに、思いつくままに書いたため乱文になりました!
以上、ご精読ありがとうございました。