【歌唱サンプル】雨を見たかい(CCR)細かい事を考えずに”がなる”

ボイトレとは、僕たちが皆本来持っている”歌う能力”を目覚めさせる、いや「本来あるべき状態に戻す(フースラー記)」ために行なうものです。

そして、その暁には”地声と裏声のバランス”だの、”ミックスボイス”だの、そんな事をまるで考えなくても自由に歌える力が蘇ると僕は信じています。

けれど、実際にはボイトレには6~10年という相応の時間がかかり、学習中の過程にある僕たちは現実的には”地声と裏声のバランス”だの、”ミックスボイス”だのを頭の片隅に置きながら歌わなければいけません。

僕自身「声量はテクニックの邪魔になる」と覚え、とても小さな声で歌ってしまっていた時期もありますが・・・そんな歌い方ではまるで”さまにならない”音楽もたくさんあります。

今回はそんな「細かいことを考えながら歌ったのでは”さまにならない”」曲を歌ってみました。

 

1960年代から70年代にかけて活躍したアメリカのバンド「クリーデンスクリアウォーターリバイバル(CCR)」の最も有名なナンバーである「雨を見たかい」です。

CCRのボーカリスト・ジョンフォガティのスタイルはとても荒々しく、細かいボーカルテクニックを意識しながら歌っているという印象はまるでありません。「叫ぶ」「がなる」一辺倒のボーカルスタイルの人なので、この曲は彼にとっては「静かなバラード」の部類に入るのかもしれません(笑)。

声質的には「鼻にかかったような」しゃがれ声の人なので、そんな声をメンタルコンセプトすることでやりやすくなると思います。

さて、僕の場合はやっぱり少し「テクニック的な思惑」が頭をかすめます。”ミックスしなければ”・・・”声量を上げ過ぎると破綻しそうだ”・・・僕が、そういう事から完全に開放されるのはまだまだ先のようです。(サビで何度も「高いラ」が出てくるので、少しずつ疲労が溜まる上に最後のサビの前に「高いド」の雄たけびが入ります。今の僕には”無心に歌う”ことは出来ない曲です。)

実際にジョンフォガティに尋ねたら「俺だって色々考えて歌ってるんだぜ!」と答えるかもしれませんが、聴き手には「がなっている」印象しか与えないのですから・・・凄いことですね。

 

以上、ご精読ありがとうございました。

筆者のプロフィール、ボイトレへの考え

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