ボイストレーニングは「打率」ではなく、「ホームラン」「打点」です。全ては積み重ね

このブログには、度々野球の話題や例えが登場します。

これは単純に僕が野球が好きだからです。

すみません!

イチロー等の、筋肉の使い方など技術的な事を語ったインタビューを読むと「ボイストレーニングにも当てはまるよなあ」と思う事が、よくあります。ジャンルを問わず、経年劣化を感じさせない人の言葉は重みがあり、また理論的にも納得のいくものが多いです。

さて、タイトルの意味はというと・・・

野球の所謂「三冠」とは「打率」「ホームラン」「打点」です。

この「三冠」のうち、「打率」は凡打を打つと下がりますが、「ホームラン」「打点」は積み重ねていくだけなので、数字が下がる事はありません。

ボイストレーニングも(大きな視野でみれば)加算一辺倒ですよ、という話を書いてみたいと思います。

 どうか、お付き合いください。


トレーニングは「何かが必ず」加算されていく

僕は、このブログでもレッスンでも立場上、時折専門用語を(といっても簡単な用語がほとんどですが)持ち出して「正しく声を育てるには?云々」と連呼しております。

ひょっとすると、「アンザッツトレーニング」「分離・強化・融合」等々、これからボイトレを始めようという人や初心者の方にはチンプンカンプンかもしれません。

もっとも、最近はネットである程度の情報や知識を得てから、このブログを読まれたり、レッスンに来ていただく方もいらっしゃいます。ボイトレに関わらず専門家もやりにくい時代だと思います。しかし、ボイトレはもちろん「声出してナンボ」なので、僕たちの仕事が成り立つわけですが。

さて、人によりますが、「非常に慎重に構えすぎる」生徒さんだと、「一音も間違ってはいかん!」と思われる方もいらっしゃいます。

例えばレッスンで「アンザッツの声色を間違えると訓練効果は少ないですよ」という話をすると、「この声色、外れていないでしょうか?」「合っているかどうか心配だったのでレッスンで確かめるまで練習しませんでした」と弱気になられます。

無理もないですね、確かに僕は「声は固着を起こしやすい」とか「偏った練習はバランスを崩す」などとも連呼しているので・・・

確かに独学での偏った練習・訓練の意図から外れ過ぎた練習は、デメリットが多いこともあります。しかし、レッスンに通っているのならその心配は無用です。短期間で方向を間違える事は誰にでも起こり得ますが、それを軌道修正する事もレッスンの意義です。

例えば、ある生徒さんが「鋭い裏声のアンザッツ」をやろうという時の自主練習の優先順位(訓練価値の順番)はこのようになります。

1.とりあえず「鋭い裏声」を出してください!(ものすごく鋭くなくてもいいですよ)

2.裏声」でさえあれば良いですよ!(鋭くなくてもいいですよ)

3.最悪は「」さえ出ていれば良いですよ!(発声さえしてくれればいいですよ)

まあ、つまり最終的には「とにかくやってみて下さい。次回のレッスンで調整しますから」という結論になります。

「出している声が合っているか分からなかったから、自主練習を控えました」という事”だけ”はないように。

では、自主練習の精度が13、それぞれだった場合、どのような訓練効果があるでしょうか。

1.の「鋭い裏声」が、ある程度出せていた場合・・・「鋭い裏声」は、アンザッツトレーニングの根幹となるものなので、喉の機能回復にとって重要な「声が自由に動き回る”足場”」を鍛えた事になります。「どの程度鋭いか?」はともかくとして、「鋭い”方向性”の裏声」が出せる事による訓練効果はとても高いです。声の足場を鍛えられました。良い自主練習をしてきましたね!

2.の「鋭い裏声」は出せないが「裏声」は出せていた場合・・・「裏声」は「地声」をサポートします。歌う時にも話すときにも「裏声」の強さが必須となります。「裏声」の練習をたくさん行なう事は、とても大切な事です。裏声が鍛えられました。良い自主練習をしてきましたね!

3.の「鋭い裏声」でもなく「裏声」ですらなかったけれど、とにかく「」を出した場合・・・現代人はとにかく「声を出す」機会が少なすぎます。とにかくどんどん発声して根本的な喉の力や声量を上げていく事も必要です。バランス調整は後からできるので、「大きな声を出す事」に慣れる練習も大切です。発声に慣れる事ができ、声量も上がりました。良い自主練習をしてきましたね!

つまり、訓練効果が一番低い(3)でも、何も効果が無いわけではなく、すくなくとも「喉のどこか」は成長しています。

そして、どのみちレッスンで調整が必要な事には変わりないのです。

石橋ボイストレーニング教室
石橋ボイストレーニング教室
https://ishibashivoice.com/falsettovoice/
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ボイトレに「凡打」はない

ボイストレーニングとして指示されたメニューを行なっていれば、たとえ少々的を外れた練習をしていたとしても、完全な「凡打」となる事はありません。

本当に大きな視野で考えると、ボイトレとは、間違った練習をすると「打率」のように「蓄えた数字が下がってしまう」ものではなく、「ホームラン」や「打点」のように、たとえ少し意図と外れた練習をしてしまったとしても「喉のどこか」の成長は必ず加算されている、と考えてください。

特に初心者の方は、最初は「バランス」を気にしなくて大丈夫です。いま一番必要な事は喉の機能の「全ての底上げ」です。仮にどこかの一部だけがアンバランスに育ってしまったとしても(そもそもアンバランスに育てるためには、偏った練習を”相当な長い期間”しなければなりません)、残された部分を後で同じだけ育てればいいのです。

 

まとめ

「ホームラン」と「打点」はシンプルに積み重ねていくだけで、下がる事はありません。

ボイストレーニングも同じです。

(特に初心者は)とにかく、声を出していく・喉の機能を全体的に底上げする事が必要です。

思い切ってやってみましょう!

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以上、ご精読ありがとうございました。

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