【音声解説付き】本番で上手く歌えない!という方へ

「練習では上手く歌えるのにライブになると思うように歌えない」

「一人カラオケでは気持ち良く歌えるけれど、みんなと一緒だと実力が出せない」

こんな悩みを抱えている人は大勢います。

僕自身もその一人です!

ただ、僕は数か月単位で「喉が自由になっていく」「やりたい事が実現できる喉になってきている」と感じています。とても地道にトレーニングを続けていくと必ず少しずづ「本番でのやりにくさ」は和らいでいきます。

今回はそんな方への対処法と考え方についての記事です。

お付き合い下さい。


練習と本番の調子の差を縮めるには?

元プロ野球選手で安打製造機と言われた張本勲さんは、どんな練習をしているのか?と問われ「たくさん素振りをする」と答えました。

そして、たくさんとはどれくらい?と問われ「バットが腕と繋がって体の一部だと感じられるようになるまで」と答えたそうです。

結局どんな偉人からも「良く練習しなさい」以外の答えは返ってこなさそうです・・・

ただし「正しいフォーム」でね!

「練習と本番の差」は縮まってはきますが、完全にゼロにはならないと思います。当然ながら本番では色々な「予期せぬ」事が起こり、メンタル的にも完全なリラックスは望めないと思います。「練習時の声の質をとことん上げる」事を目標にしましょう。決して「練習通りの本番」を目指さないように・・・

 

ダメだ!声出ない!緊急時の対処法は?

ライブや発表会の直前にこんな状況に陥ったら次の事は必ず念頭に置いてください。

“「少しでも喉を疲れさせないように温存しよう」と考えてはダメです“

本番前の数時間を喉の休息にあてても声帯はそんなに回復しません。

かといってヤケクソに大声を張り上げてもいけません。

解決策はウォーミングアップに時間をかける事です。

「調子の良い時は短く、悪い時は念入りに」がウォーミングアップの鉄則です。

より積極的に念入りにウォーミングアップをしましょう。
※「調子悪そうやな?喉を休めた方がいいんちゃうか?」とバンドメンバーが言っても気にしないように!

本番前に、決して「今日は声が出ないのではないだろうか?」と考えてはいけません。喉は頭で考えた通りに、時にはファンタジックな程イメージ通りに調整されるものです。つまり「こんな声で気持ち良く歌っている!」と出来るだけ具体的なイメージを持つべきです。「声が出ない」イメージを持つと、その通り「声が出ない」方向に喉は調整されてしまいます。

それから次の2つの方法を試してみて下さい。

1. 歌に「泣き」を入れる
この場合の「泣き」は本当に「すすり泣く」ことです。

 

2. フレーズの最初と最後に「濁り」を加える。
エッジを加えるイメージです。

 

歌いにくい原因は地声と裏声が分断されてしまっているからなので、ともかく繋がない事には歌えません。

「泣き」と「エッジ」によって簡易的にミックスボイスを作ることができます。

上記の2つはいずれも地声と裏声をくっつきやすくするので調子の悪い時は一時的に歌いやすくなると思います。是非お試しください。

「泣き」や「エッジ」が特徴の歌手は、とても上手い方法で個性を築いていると思います。

つまり「機能性」と「表現」を上手く両立させているんです。

「張り上げ声」が特徴の歌手よりはずっと安全で、好不調の波も少なそうですから。

ただし、即効性が高いからといって本番でいつも使っていると表現がいびつで悪目立ちするので、基本である「地声と裏声の分離~確立~融合」の練習へと必ず戻ってください。

上記は、現状の地声と裏声を使って「弱いミックスボイス」を作れたに過ぎませんので。

 

この問題は解決できるのか?

結論は「完全な解決を目指すより、”練習と本番の出来の差を縮める”くらいを目標にした方が良い」と思います

歌に関しては、練習で出来ないことが本番で出来ることはあり得ません。

しかしその逆「練習で出来た事が本番で出来ない事」は日常茶飯事です。

たいてい本番は練習の7割8割くらいの出来になってしまいます。

だからもうこの際、その差の2~3割程度の差はあるものとして・仕方のないものとして考えてはどうでしょうか?

練習で「素晴らしい歌」を歌えていれば、本番では「上手い歌」を披露できるでしょう。

そして練習で「神がかった歌」が歌えるなら、本番では「素晴らしい歌」を披露できるのではないでしょうか。

皆が憧れる一流のシンガーは、「練習では神がかって上手い」のかもしれませんね!ぜひじっくりと見学してみたいものです。

 

まとめ

もし、練習は絶好調!本番は絶不調!みたいな時があったら、練習から本番を迎えるまでの間に何か声の調子を崩す特別な事をやってしまっているかもしれません。

「調子がよいから不必要な声量で張り上げて歌ってしまった」なんて事は充分に考えられます。
(他の記事でも度々申すように地声が裏声よりも度を越して強く出ると全てが崩壊します)

自分なりの“本番前にやってはいけない事リスト”を作ると良いです。

「こうすれば必ず声が出る」マニュアルと同じく、蓄積された財産になると思います。

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以上、ご精読ありがとうございました。

筆者のプロフィール、ボイトレへの考え

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