ボイトレは一喜一憂していてはダメな事は分かっているけれど、やっぱり一喜一憂してしまいます。それは性分!仕方のない事です。またボイトレに一生懸命取り組んでいるからこそ「一喜一憂」してしまうのでしょう。
声の調子がちょっと落ちるとガッカリする!そんな時は数か月前を思い出してみましょう。かつての自分と今の自分、冷静に比べてみるとハッキリと「実力」が上がっている事に気付くはずです。
皆さんこんにちは!
9月になってもまだまだ暑い日が続いています。
このブログも、おかげさまで200記事を越えました。内容・質に浮き沈みはありますが、いつもお付き合いいただきありがとうございます。
さて、今回の記事ではこのブログの「アクセス数」について書いてみたいと思います。
僕はこのブログに取り掛かるまでは、ブログはおろかネット上での情報発信というものをやったことがなかったのです。
だから最初は「せっかくボイトレサイトを作ったんだからブログくらいやらなくちゃ」「他のトレーナーさんもブログやってるから」・・・またネットに詳しい知人から「ブログでアクセス稼げよ!」みたいな助言ももらいまして、何となく書き始めました。
しかし、そのうちに「アクセス数」というものが無性に気になりだしました。つまりこのブログを見てくれている人の数に関心が向くようになったのです。
ブログの最初の記事を書いたのは2月半ばなのですが、最初はこのサイトを作ってくれた人にWordなどで書いたテキストデータを送って、その人にネット上にアップしてもらってました。
そのうちそれも面倒になってきて、自分で記事をアップするようになったのが3月後半、さらにアクセス数を気にしだしたのが、だいたい5月くらいでしょうか。
5月の時点でのアクセス数は一桁/日なんていう日がザラにありましたが、その後少しずつ読んでくれる人も増えてきたようで、8月末の時点では40~50/日くらいのアクセス数になりました。まあ、世の中にたくさんあるブログの中では本当に少ないアクセス数なのですが、僕にとってはとても嬉しい数字です。一時は萎みかけていたブログ更新への意欲も「さらに多くの人に読んでもらいたい!」という事で、むくむくと復活してきました。
けれども(ブログをやっている人なら分かると思いますが)このアクセス数というものは順調には増えてくれません。50に到達したかと思えば次の日には30に減り、また次の日には上昇する・・・そんな様子で段々と増えていくわけです。つまり「好不調の波」が割と激しいのです。
こちら側としても欲が出てきているので、5月の時点では「11もアクセスがあった!万歳!」だったのが、8月くらいになると「なんだ・・・今日は30アクセスしかないのか・・・」という感じになります。非常に欲が出てくるのです。
また、これはいわゆる「慣れ」というやつで、増えてきたアクセスを経験してしまったために、5月の「アクセス一桁の暗黒時代」を忘れてしまいます。つまりブログのパワーが上がってきてそれなりのアクセス数を稼ぐ事に慣れてしまったために、「30アクセスでは物足りなく」なっているのです。
そして、ふと考えるとボイトレもまさにこういう事が起こります。
例えばアンザッツ5番が苦手で最初は全然鋭いトーンが出せなかったとします。しかし毎日練習しているうちに段々とアンザッツ5番特有のつんざくような鋭さが生まれてきます。
ところが寝不足などで体調が悪い時の練習では、アンザッツ5番の鋭さが(少しだけ)足りません。そんな時は「なんだ!僕って全然進歩していないじゃないか」とがっかりするでしょう。(ボイトレも「好不調の波」が割と激しいのです。)
かつては「鋭さのかけらも無かった」アンザッツ5番の鋭さが「少し欠けた」だけで、途端に自分の成長に疑問を持つことになります。
けれどもこれは、ブログにしてもボイトレにしても、つまりは「実力・地力」が上がったことに他ならないのですね。かつてとは次元の違う高いレベルでしか満足出来なくなってくる・・・これこそが成長の証なんですね。
僕は毎日ブログのアクセス数を気にかけていて、少しアクセスが落ちると「ああダメか!」と落胆しますが、冷静に数か月前を思い起こすと「かなり成長している」ことがわかります。(少なく見積もっても、読んでくれている人の数は数倍になっています)
ボイトレも同じ事ですね。少し調子が悪いと「全然ダメだ!」とガッカリしますが、そんな時は数か月前、半年前を思い出してみて下さい。やっぱり「かなり成長している」ことがハッキリとわかると思います。
どちらにしても一喜一憂する事は良くないのです。ブログでもボイトレでも、長い目で見てやる事が大切なのです。ただ、これは性分というものです。やっぱり今日も明日も、僕たちは一喜一憂しながらボイトレしてゆくのでしょうね。
一喜一憂するということは、「一生懸命やっている」ことの裏返しです。「一喜一憂すること」は、早く上手くなりたい心情の現れですね。
以上、ご精読ありがとうございました。
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