ボイストレーナーの選び方。メソッドや教える技術、そして「また会いたくなる」こと

ネット上の質問コーナーで、ボイトレ関連の質問に目を通すと「ボイストレーナーを選ぶ基準は?」「どうやってボイトレの先生を探すのか?」という質問・疑問を目にします。

さて、いちボイトレ学習者としての僕自身も何人もの先生方に教わってきた経験があるので、この質問に答える形でこの記事を書き進めてみたいと思います。

お付き合いください。


根本的な考え方やメソッドについては事前に調べることが可能です。

今の時代、ほとんど全てのことはネット上の情報で確認することができます。ボイトレ教室を選ぶ時ももちろんそうでしょう。

ボイストレーナーが開設しているサイトを訪問すれば、その先生がどんな考えを持ってレッスンをしているのか?どんなメソッドを中心に据えて生徒さんを導いていけるのか?・・・そういったことはほとんど的が外れずに知ることができます。

なので「通いやすいから」「自宅と近いから」といった地理的な理由だけで選ばずに、少なくともそのトレーナーのレッスン指針や考え方には触れておいた方が良いと思います。(そういったことは、その先生のホームページやブログに詳しく反映されているので、ぜひ詳しく読んでみてください。)

一昔前はボイストレーナーを探すにしても、”電話帳”や”駅の看板”などに頼っていたのかもしれません。となると、一度訪問してみるまではその先生の考え方を知ることは難しかったのではないでしょうか?それに比べて、今は良い時代だと思います。「通ってみたら、思っていたことと全然違うことばかりやらされてガッカリした」なんてことはちゃんと調べてから行けば少ないと思いますし、事前に調べておいた方がその後の話も早いです。事実、このブログやホームーページ経由で僕のところへ来てくれる人たちは皆さん事前によく調べてきてくれています。なのでこちらから指針などについて説明する必要はあまりなく、すぐにレッスンに入っていけます。例えていうなら、会って最初の名刺交換のようなものは省けている感じです。

 

「歌の上手さ」と「教える上手さ」は、必ずしも一致しません。

これはよく言われることですが、良い選手は名監督になるとは限りません。

つまりボーカリストとしての実力と、発声を教える能力は全く別物と考えるべきだと思います。

発声を教える・声を導くためには「声の欠点を聴きとる能力」と「それを治す能力」の両方が必要です。

歌の上手なボイストレーナーは自分自身の声を解放に導いているとは思いますが、生徒さんの声を開放に導けるかどうかはまた別の問題だと思います。

 

やっぱり大切なことは「また会いたくなる」じゃないでしょうか!

こんなに情報が溢れている時代です、ボイトレに関する情報も探せばかなり奥深い部分まで知ることは可能だと思います。

極端な言い方をすると、情報量・知識量だけをとれば”生徒の方が先生より上”、という事も充分にあり得ます。

けれど、もちろん情報や知識だけでは声を変えていくことは出来ません。上の項で書いたように「声の欠点を聴きとる能力」と「それを治す能力」が必要なのです。

そして僕が考えるもう一つの大切な事、ボイストレーナーに必要なこと、あなたがトレーナー選びで重視すべきことは、その先生に「また会いたくなる」という人間的魅力があるかどうか?ではないかと思います。

随分当たり前の幼稚な答えだと思われるでしょうか?いやいや、大切な事だと思いますよ!

ボイトレほど、じっくりと取り組まないと成果が出ないものはありません。自主練習の頻度と質を上げることはもちろん、現実的には(特に最初のうちは)レッスンを何度も受けなければならないでしょう。つまり、あなたと先生は何度も何度も顔を合わし、向かい合って声を出し、二人で協力してあなたの声の欠点を治していかなければなりません。つまり声を変えることは、先生との”共同作業”で進めていくものです。

そんな共同作業は「また会いたいな」と思える人とでないと、とても難しいのではないでしょうか?

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

冒頭から色々と書いてきた割りに、結論は「また会いたくなる人」となってしまいましたが・・・

これを書いている今でも僕は、僕を導いてくれた先生方に「また会いたい」と思っています!そう思う理由は、その人に人間的な魅力を感じているからだと思います。(なので、僕は時には新幹線に乗ってでもレッスンを受けに行きたい!と思えるのです)

上の項で、発声の訓練は先生と生徒の”共同作業”であると書きました。しかもこの”共同作業”は6年もかかるのです!

長い期間がかかり、しかも平坦ではないボイトレ生活です。やっぱり魅力ある人と続けていきたいものです!

 

以上、ご精読ありがとうございました。

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