狼のロングトーンに学ぶ~姿勢や腹式呼吸、顎の位置を気にしてはいけない理由

メジャーリーガーのイチロー、凄い人ですね!

一塁までの全力疾走タイム全米5位を40代で出しているんですね!

そして、常識を覆すような彼のトレーニング理論はジャンルを超えて参考に出来る事がたくさんあると思います。

ところで、イチローはウエイトトレーニングはやらないのだそうです。

今トレーニングで体を大きくして、それを活かす、みたいなのが流行ってる。

イチロー:いやいや全然ダメでしょ。自分が持って生まれたバランスがありますから、それを崩しちゃダメ。虎とかライオンとかウェイトしないですから。人間知恵があるから色々やっちゃう。本来のバランスを保ってないと。筋肉が大きくなっても、それを支えている腱とか関節は鍛えられないんで。だから壊れちゃう。重さに耐えられない。大きくしたら膝にくるし、関節きますよね。当たり前のことなんですよ。人体を理解すると動きとかトレーニングに大分差が出ると思います。

そして、「かつてウエイトトレーニングをやっていた頃はスイングスピードが落ちていた」とも語っています。

このイチローの言葉はそのままボイトレに当てはまると思います。


狼はボイトレしない

狼の遠吠えです↓

いかがでしょうか?

ある程度決まった音程・ロングトーンで何度も吠えています。

そしてこの狼、ボイトレの世界で度々教えられる「やってはいけない事」のオンパレードです。

  • 姿勢が悪い
  • 顎が上がっている
  • 下半身の支えが出来ていない
  • その他

決まった音程で何度も吠えています。狼には一定の音程感覚があるのでしょう。そして体の硬直・息の吐きすぎ・腹式呼吸などの要素は皆無です。喉以外の部位に仕事をさせていません。

ボイトレの目的は「喉の機能を回復させること」

僕たち人間が狼のように上手く発声出来なくなっているのは「喉の機能が衰弱しているから」だと考えると、ボイトレの方向性はおのずと決まってきます。

つまり、「鍛える」のではなく「回復させる」という思考を持つことです。

人間は本来、皆歌える生き物」なのだという考え方を持つと、狼の遠吠えをそのまま僕たちがやるべきボイトレの参考にすることが出来ます。

狼に限らず、野生動物が吠えている時の様子を見ることで「発声は100%喉の仕事である」という事が分かります。そして、野生動物の物凄い声量を聴くと腹式呼吸や横隔膜が声量の元ではない事も分かります。狼が人間の何倍もの機能をもった横隔膜を持っているとも思えません。人間よりはるかに体の小さい猿でさえ、耳をつんざくような声です!

まとめ

イチローの言葉をそのままボイトレ目線で置き換えると・・・

自分が持って生まれたバランスがありますから、それを崩しちゃダメ。狼とかチンパンジーとか腹式呼吸の練習しないですから。人間知恵があるから色々やっちゃう。本来のバランスを保ってないと。息をたくさん吐けるようになっても、それを支えている声帯は鍛えられないんで。だから壊れちゃう。息の強さに耐えられない。息を強くしたら声帯が痛みますよね。当たり前のことなんですよ。人体を理解すると動きとかトレーニングに大分差が出ると思います。

僕たちは狼よりも抑制された社会環境の中で育っていくので、多くの人が子供時代の叫び声を失ってしまうのでしょう。

僕たちには「喉の機能回復」こそが必要であり、同時に彼の言うところの「壊れちゃう」ような不必要な鍛え方をしない事が大切なのだと思います。

 

以上、ご精読ありがとうございました。

筆者のプロフィール、ボイトレへの考え

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