大人になってから始めるボイトレ。”転職組”の如く、熱意がものをいう。

世間では、決まりセリフのように「歌が上手いのは生まれつきだ」とか、「あの人は元々、良い声をしている」という風に言われています。

けれど”声の音質”は喉の機能的な状態をリアルタイムに映し出すものなので、先天的な差異よりもむしろその”使われ方”の違いが音質の差となって現れてきます。

普段は”太く豊かな声”で話す人が、例えば誰かの物真似を試みて”甲高く細い声”を出してみる・・・そして、その物真似に成功する・・・これは、その人の喉が”甲高く細い声”を出す能力がある、喉の中がその状態にさえあれば可能である、ということになります。(もちろん、実際に歌うとなると、その声を”持続できるか”が問題になってはきますが)

世の中のほとんどの人は自分の声に、ある程度の音質の変化を付けることができると思います。「おはようございます」という挨拶ひとつをとっても、無意識に相手のテンションに合わせてそれなりに声のトーンを変えて発することが自然に出来ているはずです。

ある営業マンから「優れた営業マンは歌が上手い」という”法則”を教えてもらいました。これは荒唐無稽な都市伝説ではないと思います。その場の空気を読んで、その人のテンションに寄り添うような会話ができる人は、声の音質も無意識に操っているはずです。これは喉の状態を柔軟に変化させることができる、つまり”喉の機能が高い”ことの現われであり、”7種の声色を出して喉を鍛える”アンザッツトレーニングにも通じるものがあります。

 

さて、上に書いたように人間の喉は素晴らしい能力を秘めており、その先天的な力を目覚めさせるためにボイストレーニングを行なうわけなのですが・・・大人になってからボイトレを始めて、はたしてモノになるのか?歌を上達させることが本当に可能なのか?という質問を時々受けることがあります。

少なくとも僕は「充分可能だ」と信じています。信じているからこそ、僕自身もボイトレを継続していられます。(ボイトレが大人になってからでは遅いのであれば、48歳の僕はこれ以上の上達を諦めるしかありません)

 

話は変わりますが、僕の知り合いで、ある大きな材料販売会社の支店長をしている人がいます。この人はいわゆる”転職組”であり、30歳代になってから全く畑の違う業界から今の会社に転職しました。そこから10年ほどで他の”生え抜き組”を追い抜く活躍をみせました。多分彼は、異業界からの転職ということもあり人一倍努力したはずです。

先日、彼から材料を買ったという人に話を聞く機会がありましたが、彼は自社の分厚いカタログの内容を全部覚えていたそうです。これは他の営業マンがなかなかできなかったことなのだそうです。ひょっとすると彼は「四六時中」カタログとにらめっこしていたのかもしれませんね。

こんな風に考えてはどうでしょうか?

ある程度年齢を重ねてから始めるボイトレは、まるで異業界に突然飛び込んだ”転職組”のようなもの。最初から歌が上手かった”生え抜き組”に追いつき追い越すのは無理なのか?

いや!そんなことはないはず!世の中には途中から飛び込んだ世界で”生え抜き組”を追い抜いている”転職組”はいくらでもいるはず!要はやっぱり熱意の差だ!いかに一生懸命取り組めるかが鍵なのだ!

・・・僕はこのように考えます。確かにボイトレには我慢が必要です、それもちょっとやそっとの辛抱強さではなく”年単位”の継続的な取り組みが必須です。けれど、それは才能やセンスより”熱意がものをいう”のです。毎日ボイトレの時間を確保し、日常生活の中でも少しずつボイトレ的な要素を取り入れることが大切なのだと思います。お風呂に浸かりながら声を出したり、歩きながらでも・・・「四六時中」とはいかないまでも、声の事を考える時間を増やすことは心がけ次第で可能です。

そして、それはいつか実を結ぶはずです。幸いにして、全ての人は”歌える能力”を持って生まれてきているはずなのですから。

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