こんなボイトレやってみる?アンザッツ宴会・奇声集会・動物鳴き真似大会

ボイストレーニングの一般的なイメージは・・・「部屋に籠ってキーボードに合わせて発声練習」「先生の弾くピアノに合わせて音階練習」といった風景を思い描かれるかと思います。いずれにしても「ボイトレ=相当ストイックな人がコツコツと行なうもの」という印象は確かに強いでしょうか。

確かにボイトレの自主練習は、基本的には一人で行なうものだと思うので「孤独な」イメージが付いて回ります。

ただ、僕は時々こう思う時があります。「世の中には何万人という人がボイトレを受けていたり、また過去に受けた経験がある。ところが一体その中で、何人の人が本当に満足のいく結果が得られたのだろうか」と。

上記の疑問について、実際にデータをとって調べたわけではありませんが、実際「そう多くはない」のではないでしょうか?

少なくとも僕の周りで「ボイトレに通って、声がすっかり別人のように変わった」という人は、とても少ないです。

そう考えると「既存のボイトレのイメージから脱却すること」、少なくとも「既存のボイトレとは違う、なにか別次元の要素を加えること」が、ボイストレーニングを成功させるためには必ず必要なことなのではないかと思います。

それは僕たちボイストレーナーはもちろん、ボイトレ学習者の一人一人が常に頭の片隅に置いておいて、日常から「おっ!これは良い訓練になるのではないかな!?」という”ひらめき”を得られるようにする、またその”ひらめき”の方向性を間違わないような知識を得ておくことも重要ではないかと思います。

方向性の正しい”ひらめき”を得るためには、自分自身が学んでいるメソッド、教わっている先生の考え方の「根本」を理解する必要はあると思います。例えば「声区の分離・強化・融合」の重要性を説いている先生に教わっているのに「リップロールで”とりあえず繋ぐ”練習を一時間行なう」という”ひらめき”を得る事は間違いでしょう。今、自分がやっている練習の「根本」とは、どんな理論に基づいているのか?という事を生徒さん自身も分かっておく必要があるとは思います。

さて、この記事では「こんな練習があっても良いんじゃない!?」というアイデアをいくつか書いてみたいと思います。(そのアイデアが物理的に実現可能かどうか?はあまり考えずに書いてみます。ご了承下さい。)

お付き合い下さい。


アンザッツ宴会

アンザッツトレーニングとは、簡単にいうと「7種類の声色を出す事で喉を吊る筋肉を鍛える」という、フースラーメソードの根幹を成すものです。

やり方は・・・

ボイトレ仲間を数人集めて宴会に出かけます。そして「今から30分間はアンザッツ1番で!」という風に、その時間帯は決められたアンザッツの声色でしか話さないようにします。それからは「次の30分間はアンザッツ2番で!」・・・という風に、次々に「お題」を変えていきます。

傍から見るとかなり異様な宴会になるとは思いますが、ボイストレーニングの効果は少なからずあると思います!

もっと極端に「アンザッツ5番宴会」みたいな、完全な「一つの声色縛り」の宴会も面白いでしょうね!アンザッツ5番が不得意だった人が、宴会が終わる頃には少し苦手を克服しているかもしれません(笑) また「人のアンザッツを聴く」ことは、とても勉強になるのではないでしょうか!?

 

奇声集会

これも数人のボイトレ仲間で行ないます。皆で練習スタジオを借りて、それぞれの「自慢の奇声」を順番に発していきます。一番凄い奇声を響かせた人が一等賞です!

「喉の未使用筋を目覚めさせる」・・・ボイトレにおいて大切な事の一つです。そういう意味では「奇声を発する」事はとても良い訓練になります。「奇声=普段聴くことのない声」ということになるので、当然「喉の未使用筋を使わないと出せない」という事にもなります。

 

動物鳴き真似大会

これまた数人のボイトレ仲間でカラオケなりスタジオなりを予約しておいて、それぞれ「とっておきの」動物鳴き真似を順番に披露します。目をつむって聴いても何の動物か分かるようなら大したものです!

例えばゴリラの鳴き真似などは、通常の呼気発声に加えて「吸気発声」も取り入れると案外上手くいきます。また、動物によってはメロディックなイントネーションの泣き声を持つ種類もあると思います。猿の仲間は「歪み」の要素が、鳥類には「フラジオレット」が必要になるかもしれません。自分の出せる色々な声色を駆使して組み合わせて、上手く鳴き真似してみて下さい。

 

まとめ

冒頭に書いたように「実現可能か」についてはあまり気にせずに、思いつくままに書いてみました。

冗談みたいなアイデアばかりですが、どれも”正しい方向性のひらめき”ではあると思います。

とてもとても簡単に考えると「出した事のない声を出せるようになる」という事だけで、喉の機敏性が増し声の可動域が広がった事になります。そんなとてもシンプルな考え方でボイトレ生活を送っていると、更に面白いアイデアが浮かんでくるかもしれません。

皆さんも是非色々考えて、面白い【冗談ボイトレ】のアイデアを実行してみてください!

 

以上、ご精読ありがとうございました。

筆者のプロフィール、ボイトレへの考え

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