【ボイトレ格言】喉のささいな動き、ボイトレへの行動を起こさせる、間違った声はない、ボイトレを休まない

僕は説明が下手です。いつも”話が回りくどい”と言われます。一方、簡潔にシンプルに、短い言葉で伝えたいことを要約できる能力を持った人もいます。

今回は「短い格言」をいくつか取り上げてみたいと思います。

 

ささいなことが完璧を生む。しかし、完璧はささいなことではない。

ミケランジェロ

イタリアの芸術家・ミケランジェロのこの言葉の前半「ささいなことが完璧を生む」とは、まさに歌のことのようにも思えます。

完璧な音程、完璧な音質、完璧な表現・・・そんな超絶な歌声を聴いたとき、僕たちは「彼の喉の中では魔法が起こっている」と考えてしまいがちです。けれど実際にはほんの「ささいなこと」が行われているに過ぎないのでしょう。生まれ持つ”歌声の道具としての”喉の能力に大差はありません。違いがあるとすれば、その”使われ方”、それもささいな”使われ方の差”でしかないでしょう。ただその人の喉が「ささいな仕事を出来る否か」・・・ここが大きな差である事は事実でしょう。毎日ボイトレを続けることによって、喉の中の”ささいなこと”に対する神経が行き届いてきます。頑張っていかなければなりません!

 

美は魂を覚醒させ行動を起こさせる。

ダンテ

イタリアの詩人・ダンテの言葉通り「魂を覚醒させ」られた経験が僕にはあります。20歳代もあと少しとなったある夜、僕はテレビを見ていました。見知らぬ外国人がB’zのギタリスト・松本さんと対談をしていました。対談が終わると、その中年の外国人はやおらギターを取り出し、聴き覚えのあるメロディーを弾き始めました。「アルハンブラの思い出」!!!おお!何と素晴らしい!「見知らぬ中年の外国人」は、世界的ギタリストのジョンウィリアムズさんだったのです。次の日、僕は電話帳でギター教室を探して貯金をはたいてギターも購入、その週から8年間クラシックギターのとりこになりました。まさに”美は魂を覚醒させ行動を起こさせる”のですね!

ボイトレをする動機も皆似たようなものなのではないでしょうか?「あの歌声を聴いてしまった!」「あんな素晴らしい歌を歌いたい!」

こうなったらもう逆らえません。行動は自然に起こってきますね!

 

間違いとは単に、物事を行うための別の方法なのよ。

キャサリン・グラハム

ワシントンポスト社長・キャサリングラハムの言葉です。

「汚いダミ声」「ハイラリ(喉の位置が高い状態)で歌うのは悪」・・・美意識的に”間違い”と決め付けられがちな声の例です。

ダミ声は汚いのでしょうか?間違った発声なのでしょうか?・・・田中角栄の演説は、その独特のダミ声に特徴があったと言われています。

ハイラリは悪なのでしょうか?間違った発声なのでしょうか?・・・ボブディランが、あの鼻にかかったハイラリの声で歌っていなかったら、ポップスの歴史は変わっていたかもしれません。

ダミ声やハイラリ声はオペラを歌うためには”間違い”であっても、演説やプロテストソングを歌うには適した”別の方法”だったのです。

 

急がずに、だが休まずに。

ゲーテ

最後はゲーテのこの言葉で締めくくりましょう。

6~10年、飽きずに声を解放していきましょう。急ぐ必要はありませんが、休んではいけません!

 

以上、ご精読ありがとうございました。

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