僕たちはこんな不自由な喉で歌っていたのか!”機能不全な喉”では工夫して歌っても解決にはならない

現代人の喉は”機能不全”に陥っていると言われます。僕は右足を捻挫して身に染みました!「機能不全の喉」では決して歌えません!何もしないでいたら、きっとずっとこのままです。工夫して歌おうとしても無理です!

実は僕、右足を捻挫しました・・・

ライブの時に「あれ?」という程度の違和感を感じたのですが、次の日~その次の日と時間の経過と共に右足首が腫れてきて、ついには歩くのもままならない状態になりました。

幸い骨には異常がなく、サポーターで固定していればそのうち治るようです。

つまり今、僕の右足は立派な「機能不全」の状態にあるのです!

まあ、実際に患ってみて分かることですが、それはそれは不自由なこと不自由なこと・・・「絶対安静」が治るために一番手っ取り早い事は間違いないのですが、大の大人が寝転んでばかりいるわけにはいきませんので、必要な時には立ち上がったり歩いたりしなければなりません。

けれど、おかげで日常の細かい行動を工夫するようにはなりました。

例えば「お手洗い」ですが、洋式トイレに”ゆっくりと”腰掛けるにはとても強い足の踏ん張りが必要なのですが、今はトイレに行く回数を出来るだけ減らすために、飲み物をたくさん摂らないように心がけています。僕はブログを書いたりボイトレしたりする時は必ずコーヒーを飲むのですが、それも控えています。(ゆっくり腰掛けるための足の踏ん張りが効かないために、どうしても「ドシーン!」と勢いよく便座に座ってしまい、このままでは便座が壊れそうです!※実は僕、「小でも座って用を足す派」なのです。どんどん話が汚くなってしまい、誠に申し訳ありません!)

お手洗いの話はもうやめましょう・・・とにかく、右足首の動きが制限されるだけで全ての行動がとても不自由になり、何をするにも億劫になります。これは体験してみて初めて分かることです。(同時に「こんな動作にも右足首の力が必要なのか!」と、思いもよらぬ動作までやり辛くなります。)

僕は考えました。今の僕の身体を喉全体に置き換えたなら・・・「機能不全の喉で歌う」とはこんなにも不自由なことなのか!と。

 

体の他の部分が”機能不全な喉”をサポートしてしまっているのでしょう

右足が痛い時の歩き方を想像してみてください。今の僕は右足を長く地面に着けておくことが出来ない替わりに左足の着地時間を長くして・・・交互にアンバランスに足を動かして何とか歩いている状態です。つまり不自由な右足を健康な左足が目いっぱいサポートしている状態です。

捻挫なので一週間もすれば普通に歩けるようになるとは思いますが・・・この状態を年単位で続けていたら、左足には過剰な筋肉が付いてしまい左右の足のアンバランスさは日に日に増してくると想像できます。さらに知らず知らずのうちに身体の他の部分も右足のサポート役になってしまっていると思います。

喉の中の”機能不全”が、そんな状態で起こっているとすれば・・・ちょっと恐ろしくなりますね!

僕自身も身をもって経験してきたことですが、”機能不全の喉”に対して真っ先にサポート役を買ってでるのは「呼吸器」です。

「息が声帯を振動させる」という声が出る仕組みから考えても、無意識的に”強い息”を求めてしまうことは避けられそうもありません。けれど、実際には「強すぎる息」は喉の自由を奪います。

「強すぎる息」の害を考えすぎるあまり「弱い息」だけで練習するボイトレもまた、正しい方法とは思えません。喉は呼吸器と結びついた時、初めて”歌うための道具”になると考えられています。”歌うための道具”として喉と手を組んだ呼吸器は、その時にはすでに「適量の息」を出すために準備が出来ています。僕たちが考えるのは「息の量を調整すること」ではなく「呼吸器と上手く結びつくことが出来る喉に育てていくこと」なのです。その状態の喉に育てることが出来れば、もう息の量を気に掛ける必要はなくなるのだと思います。

 

”機能不全な喉”では上手く歌えなくて「当たり前」なのではないでしょうか?

僕は捻挫した右足を引きずって歩いていて実感します。「どんなに工夫しても、この右足ではちゃんと歩くことは無理だ」と!

体の一部が”機能不全”に陥るということはこういうことなんだなあと、その不自由さを身に染みて感じます。

今、僕の右足をサポートしている左足やその他の部位は、せいぜい「2~3日前から」その役割を背負わされたに過ぎません。

けれど、僕たちの”機能不全な喉”のサポート役を引き受けていた「呼吸器」やその他の部位は、それこそもう何年もその役割を担わされてきているはずです。(僕は今47歳です。仮に10歳の頃から”マナー”などの理由で声の使い方を制限されてきたとしたら、なんと30年以上もの長い期間です!)

「そりゃあ、ボイトレにも時間がかかるはずだわなあ」と、僕は思います!

そして「どんなに工夫しても、この喉ではちゃんと歌うことは無理だ」とも考えてしまいます。(「息の量を調整したミックスボイスで何とか切り抜ける」といったようなことは”工夫”に過ぎないと思います。)

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

前半はほとんど日記のような感じになってしまいましたが・・・

もし僕の右足がずっとこのままだったら、永久的に左足はそのサポート役にまわると思います。

もしボイトレをせず、喉に対して何の働きかけもしなかったら、僕たちの喉は”永久的に”他の何かのサポートを求め続けることになるのでしょう。”

機能不全な喉”では、テクニックを駆使して工夫してみたところであまり役に立たないと思います。右足が機能不全な状態では”工夫して歩く”ことすら難しいように・・・

 石橋ボイストレーニング教室
石橋ボイストレーニング教室
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京都、大阪でボイトレ 一歩一歩確実に!一生ものの声を育てる

 

以上、ご精読ありがとうございました。

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