練習メニューが簡単に思えてきたら成長の証です ~難易度を上げてレベルアップを!~

皆さんトレーナーさんから与えられた練習メニューを、またボイトレ独習本の中のデイリートレーニングを行なって練習されている事と思います。

皆さんにとって、その練習メニューは簡単ですか?難しいですか?

おそらくボイトレを始めた当初は「こんなに難しいのか!」と感じられたのではないでしょうか?

「声を変える」という大きな目的の為に行なうトレーニングは、どれもが初めての体験ばかりだと思います。

ボイトレ独習本のサンプル音源では、YUBAメソッド添付のものは初心者の方にも適応可能だと思います。また、ロジャーラブの本は、初心者の方にはちょっと厳しいかな?という気がします。最初からあまりに難しすぎる練習だと、ボイストレーニング自体を嫌になってしまう可能性もあり、とても勿体ないと思います。

しかし、トレーニングを続けているうちに慣れてきて、いくつかは簡単に出来るようになってくる・・・

当然の流れだと思います。

今回の記事は「練習メニューが簡単に思えてきた」時に、どう考えるか?難易度を上げるためには?について書いてみたいと思います。

お付き合いください。


練習メニューが簡単!それは喉が成長した証です

今やっている練習が簡単過ぎる・・・ずばり、それだけ喉が成長したのでしょう!

例えば、3か月前の自分を思い出して下さい。

今簡単に思えている練習にも四苦八苦していたのではないでしょうか?

もちろん「練習の質・精度」が保てている事が前提です。レッスンを受けている場合は心配ないと思いますが、独習なら練習を録音して精度を保てているかのチェックが必要でしょう。

毎日練習を続けていると、声はグラデーション的に日々変わっていきます。喉は、浮いたり沈んだりしながら緩やかな上昇カーブを描いて成長していきます。そして耳はその上昇カーブに慣れて付いていっているので、自分では声の変化や成長は分かりにくいものです。

「3か月前に四苦八苦していた歌」を歌ってみると、少し楽に歌えないでしょうか?例えば「裏声が低い音域に半音伸びた」だけでも、実際の歌では随分歌い辛さが解消されている事もあり得ます。

 

意識して難易度を上げていく

喉は、何らかの「負荷」がかかって成長していくと考えましょう。

現状、簡単になり過ぎた練習は「負荷」が足りないかもしれないので、意識的に難易度を上げていく事が必要になってきます。

今の練習メニューをそのまま使って「難易度を上げる」「求める質のレベルアップをする」工夫をしてみてはどうでしょうか?

アンザッツを例に挙げると、「各アンザッツの音質に、より一層こだわっていく」「声量を極限まであげてみる」「出せる音域を広げてみる」などです。

各アンザッツを「呼気」「吸気」の両方で行なってみる事はどうでしょうか?またそれぞれの「歪み有り・歪み無し」のパターンも加えられます。また「極端なピアノ(小さな声量)」で、各アンザッツのトーンが保てるか?も試してみると良いでしょう。

練習の中には常に「強化」という意識を取り入れてください。裏声の練習、地声の練習、アンザッツ、歪み声・・・すべての練習は最終的には「強く・大きく」出せるようにならないといけないのです。いつも自分の最大声量を「更新」する気概で練習するべきと思います。

新しい練習を取り入れる

もちろんボイストレーニングのプロセス的に新しい領域にも踏み込んでいきましょう。

クリアーな声しか出せない人は「歪み声」の練習を、アンザッツやメッサディボーチェなどの所謂「声楽的・教科書的」な練習ばかりだった人は「奇声・叫び」の練習を・・・今の自分にない声を獲得する思考で、新しい練習を取り入れていってもらえれば良いと思います。

クリアー声と歪み声、大きな声と小さな声、厚い声と薄い声・・・自分が出せている声の「真逆の声」が出せるか?と考えてみて下さい。出せていないなら、そちら側の練習が必要だという事です。僕は最初「吸気発声」が全く出来ませんでした。「吸って声なんか出るかい!」と思っていました(笑)でも、結局は「吸気発声」を獲得することによって僕の声は大きく変わったと思います。つまり「出来ない事を見つける」という事は「自分の声が不自由な原因の一つをつきとめた」事に等しいと思います。だから、それはチャンスなのです!

「普通に」ボイトレしていると、どうしても「声楽的・教科書的」なトレーニングに偏ってしまうと思います。「奇声・叫び」の練習をたくさんやると、成長の滞りが一気に解消される事も多いです。僕自身も、キーボードを使わない練習は「練習した気にならない」ので、分量が少なくなってしまいがちです。「奇声・叫び」の練習をたくさんやるように心がけたいと思います。

 

まとめ

今やっている練習が簡単に思えてきたなら「成長の証」です!喜ぶべきでしょう!

それに伴って練習の難易度を変えていく工夫をしなければなりません。

そして、新しい練習メニューで数か月練習した暁には、またその練習が「少し簡単に」思えてくるかもしれません。

数か月単位での練習メニューの(前向きな)見直し・・・これは成長するための良い歯車が回っている証拠でしょう。

 

 

以上、ご精読ありがとうございました。

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