ボイトレレッスンに1年間通い続けたけれど変化がない人が、次のレッスンで心掛けること

このブログでも再三「ボイトレには時間がかかります!声の変化は3か月を最小単位としてください。本当のところは年単位の期間がかかります」とお伝えしています。(正しいボイストレーニングを一生懸命やったとして、喉が本当に開放されるには6~10年かかるといわれています)

なので「明日から」「一週間で」「来月には」・・・と生徒さんが短期間での効果を求める事、また先生が短期間で効果があると謳う事は間違いです。

情報が溢れ、その正誤も含めて錯乱した状態となっている昨今のボイトレ界、ごまんとあるボイトレメソッドの中から正しい方法を選ばれた方は、自動的に「時間のかかる方法」を選ばれている、ということになります。

伝統的で正しいボイストレーニングは、声区の分離・強化・融合という(ある程度時間と手間がかかってしまう)3つのプロセスを踏む事を前提としています。

ただし、いくら正しいボイトレメソッドを学んでいても、日常の過ごし方や練習への取り組みが少しズレているために、一向に効果が現れないという場合もあるとは思います。

努力の方向性が間違っている、または努力量そのものが足りないと、いかに正しいメソッドであっても効果は半減します。

という訳で、今回は下記のようなピンポイントのケースの方に向けて書き進めてみようと思います。

「ボイトレを始めて1年。真面目に月に2回以上通っている。レッスンも楽しく受けているし、自主練習もそれなりにやっている。ただ残念ながら声の変化は依然として現れていない。もちろん、正しいボイストレーニングを教えてくれる先生に習っているし、年単位の期間がかかることも承知している」

上記のような“あなた”が、自分の声の変化が一向に訪れないことにしびれを切らし、次回のレッスンで「何かを変えよう!」と決心した時に、やるべきことや考え方などを書いていきます。

お付き合いください。


新しい練習メニューを提案してもらいましょう

あなたは最初のレッスンを申し込んだときに「きっと、声を変えてみせる!」と強く決心したはずです。

しかし、熱意が長続きしないのが人間というものです。

あなたのボイトレに対するモチベーションは少しずつ(自分では気づかない程度に)下がってきているのかもしれません。

そんな下り坂のモチベーションによって、自主練習の質や量も少しずつ落ちてきているのです。

次のレッスンでは、もう一度先生に依頼しましょう。

「このままでは中々声を変えれないような気がします。自主練習のメニューを見直してください!」

先生はきっと意気に感じて、もう一度新しい練習メニューを提案してくれるでしょう。

練習メニューをリフレッシュさせるだけで、やる気が沸々と回復してくるかもしれません!人間とは案外そんなものです!(笑)

先生とて人間です、あなたからそのような申し出があって嬉しくないはずはありません。きっとレッスンは生き生きと活力を取り戻し、先生は、あなたの再度の決意に一生懸命協力してくれるでしょう。

レッスンでは、先生は生徒さんのやる気を引き出す努力をする事は当然ですが、実は生徒さん側から先生の「教えたいモチベーションを刺激する」ことも大切なことなのです。わざわざ時間とお金をかけてレッスンに通っているのですから、実りのある時間にしたいものです。

 

レッスン室のドアを開ける瞬間から「声を変える」強い気持ちを持ちましょう

次のレッスンでは、教室に入る瞬間から「自分を変える、今までとは違う声を出す!」と強く心に決めて下さい。

「こんにちは!」「今日もよろしくお願いします!」・・・レッスンの初めには挨拶が交わされると思います。

その挨拶の声から「今までとは違う声を出す!」ようにして下さい。

声は毎日使うものなので、日常会話の声の影響は計り知れません。発声練習の間だけ頑張って声を出し続けても、日常会話の声が今まで通りだとボイトレの効果も小さいものになるでしょう。

やはり「声を変える!」という意識をもって、普段の会話の声も「率先して変えていくべき」です。

「喉の機能的な変化」と「実際に現れる声の変化」は双方から影響を及ぼし合う、と考えて下さい。つまり「喉の機能が回復する」ことによって「出てくる声も豊かになる」一方で、「豊かな声を出そうとする」ことによって「喉の機能回復は助長」されます。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

上に二つの項目を書きましたが、特に「声を変える強い気持ちを持つ」ことは、とても大切なことです。

「ボイストレーニングをやりたい」「声を変えたい」という気持ちがあるという事は、何らかの「声への不満」も持っているという事です。それはこれまでの声の悪い使い方(いつも小さな声で話す、偏った声しか出さない等)によって蓄積されてきた、いわば「声への負の蓄積」です。

そんな何年もの「負の蓄積」を払拭するためには、一日の大半を占める「日常会話の声」を意識的に変えていく事こそが必要なことです。

正しい方法を一年以上やり続けても効果が薄かった・・・その原因は「正しい方法による正の蓄積」を消してしまうほどの「負の蓄積」があるという事です。

 

以上、ご精読ありがとうございました。

PAGE TOP