【バンド・ボーカル】人前で歌う時に緊張しない方法

こんにちは!京都のボイストレーナー、石橋謙一郎と申します。

今回は人前で歌う時に緊張しない方法について書いていきたいと思います。

人前で何かをやる!例えば「自己紹介をする」ということでさえ、誰でも緊張するものです。

ましてや「歌う」となると、緊張しない人なんか一人もいないと思います。

けれど、工夫すれば緊張を少なくすることは出来るはずです!

この記事では、緊張しないための気持ちの持ちかたや緊張を減らすウォーミングアップなどを解説していきます。

では、よろしくお願いいたします!

緊張する理由

あなたは、人前で歩くとき緊張しますか?人前で物をつかむとき緊張するでしょうか?

あまり緊張しないはずです。なぜなら普段からやり慣れていることだからです。

あなたは、人前で歌うとき緊張しますね?なぜなら「歌うこと」は、普段あまりやらない特別なことだからです。

だから、いっそのこと、緊張して当たり前だと考えましょう!

ただし、どんどん経験を積んで、歌うことが特別なこと」→「やり慣れていること」に変わっていけば、緊張を減らすことができます。

緊張しないための行動

僕がはじめて人前で歌ったのは、高校生の時でした。

それはそれは緊張したものです。

緊張しすぎて、ライブハウスの廊下にある灰皿を倒してしまい、大騒ぎになったくらいです!

でも、今ではライブ前の緊張を自分である程度コントロールできています。

ここからは、30年以上も人前で歌ってきた僕が今でも実践している、緊張しないための行動をご紹介していきたいと思います。

しっかりと準備する

  • 歌詞をちゃんと覚えていますか?
  • メロディをきっちり頭の中でなぞることができますか?
  • МCのネタは完璧ですか?

歌に集中するために、余計な不安は取り除いておかなくちゃなりません。

色々なことがちゃんと準備できていることが、緊張を減らす上では最低の条件です。

歌よりももっと簡単なこと、例えば「初対面の人とあいさつをする」ときでも、言うべきことがしっかり頭の中に入っていなければ、緊張してしどろもどろになってしまうものです。

「俺は、しっかり準備出来ている!」という前向きな気持ちが緊張を減らして勇気を出させてくれます!

いしばし
いしばし
上手く歌えるかどうかは、本番までに”いかに準備したか”にかかっています!

 

「歌える」と信じる

「上手く歌える!」と信じること、これは、実は馬鹿にできない大切なことなんでよ!

あなたが「こんな声で歌いたい!」と強く心に思い描くことで、あなたの喉は、はじめて準備態勢に入ります。

逆に言うと、あなたが「こんな風に歌うんや!」と思わない限り、あなたの喉はまだ”楽器”ではないのです。

声を出すのための「声帯」はもともと、入ってくる空気や出ていく息を調節するための”単なる弁”なのですが、出したい声や歌いたい歌を頭の中にイメージすることで、やっと「歌のための楽器」になります。

だから、できるだけ具体的に「こんな声で、こんな感じで、上手に歌う!」と思い描いてください。

逆は絶対だめですよ!つまり「ああ、俺なんか上手く歌えるはずないんや!」と思うことです。

あなたがそんなマイナスな考えを持った途端に、「歌の楽器」は簡単に壊れてしまいます。

いしばし
いしばし
「俺は上手い」と思うことがあなたの声を変えます。これ、本当です!

マイナスなことを言う人から離れる

もしも!あなたのバンドのメンバーや周りの人が、「今日お前、声出てないな。大丈夫か?」と言ったら・・・

あなたは、今すぐその人から離れてください。

これから歌おうとするあなたに対して、そんなマイナスなことを言う仲間は、ボーカルの難しさをぜんぜん分かっていません!

その人はあなたの喉が、そんなマイナスな発言によって簡単に「壊れた楽器」になってしまうことを知らないのです。

ライブが終わったら、打ち上げの席でその人にちゃんと反論しておいてくださいね!

いしばし
いしばし
ボーカリストの不安は誰にも理解してもらえない・・・

ごはん食べない

歌う前には、ごはん食べない方が良いと思います。僕はそう信じています!

まず第一の理由として、ご飯を食べてから歌うとゲップが出ることがあり、これは避けたいことです。

また、ごはんを食べた時の飲み込む動作は、実は、安定した声を出すための喉の動きとは正反対の動きなんです。

次の二つを、ちょっと実験してみてください。

  • 唾液を飲み込む
  • あくびをする

どうですか?まるで正反対の喉の動きを感じると思います。

ボイトレでは、喉を締め付けて歌う癖のある人(初心者に多いです)に「あくびの喉をイメージしてね!」とアドバイスすることはよくあります。

つまり、あくびの喉の形は「初心者の悪い発声を治すために」使われる練習なのです。

なので、その正反対の喉の動きである「飲み込む動作」を、本番前の大切な時間にわざわざ行なうことはない!というのが、昔からの僕の考えです。

いしばし
いしばし
食べ物を飲み込む=喉の締め付け

緊張しないためのウォーミングアップ

人前で実力を発揮するためには、やっぱりウォーミングアップは大切です。

ここでは、本番前のちょっとした時間に実践できるウォーミングアップ法をご紹介します。

歌のための!深呼吸

人前で何かをやるときに深呼吸することはよくあります。

実は歌のための深呼吸のやり方というものがあるんです!

  • 体の中の息を全部吐き切る→お腹がへっこむ。
  • 吐くのを止める→自然に空気が入ってきて、お腹が膨らんでくる。

↑この呼吸法を歌う前に何度かやってみてください。

「大きく吸って~吐いて」という普通の深呼吸は、歌の前はやってはダメです!

歌う時の呼吸で一番大切なことは吸うことを意識しないということです。

頑張って息をたくさん吸おう!とすると、横隔膜(肺の下にある、吸うことをサポートする筋肉)が硬く緊張します。そして横隔膜は喉と密接な結びつきがあるため、喉も一緒に硬くなって楽な発声が出来なくなってしまいます。

いしばし
いしばし
吐いて→吸って!必ずこの順番を守ろう!

サイレン

歌で一番失敗しやすいのは、やっぱり高い音です。

↓こんな風に、サイレンの物真似をやると高音が出しやすくなりますよ!

あなたが出せる一番高い音~低い音の全部を使ってやってみてください。

サイレンの物真似は、低音と高音をスムーズに行ったり来たりできるようにするためのウォーミングアップ法です。

すすり泣く

↓ちょっと変な練習ですが、こんな風に泣きながら歌うと高い声が出しやすくなります。

コツは、大げさにすすり泣きながら歌うことです!

すすり泣くように歌うと、ときどき「ヒッ!」息を吸い込みながら声が出てくる(「すすり泣く」の「すする」という部分ですね)と思いますが、これが大切です!

これもサイレンと同じで、低い声と高い声を繋ぐためのウォーミングアップです。

開き直り

「歌えるんや!」と信じて、きちんと準備して、ちゃんとしたウォーミングアップをやっても・・・

結局最後は、開き直ることが大切です!

人前で歌うなんてことは、誰にとっても簡単なことではありません!

「練習の時よりも上手く歌えたよ!」なんていう奇跡は、まず起こりません!

ちょっとくらい音程を外しても、誰かに命を狙われるわけではないので、思い切って歌いましょう!

お客さんは、あなたが堂々と歌う姿に拍手を送ってくれますよ!

いしばし
いしばし
おどおどしたボーカリストはみじめです!

まとめ

緊張をほぐすためにやれることは、たくさんあります。

  • 「覚えたり準備したり」を、ちゃんとやる
  • 「上手く歌える!」と信じる!
  • 足を引っ張るようなことを言う人と距離をとる
  • 歌用の深呼吸」をやる
  • 低い声と高い声をつなぐウォーミングアップをやる
  • 開き直って堂々と歌う

人前で歌う・・・確かに緊張するし怖いことでもありますが、聴いてくれた人が笑顔で拍手してくれる様子を想像して、思い切って歌ってみましょうよ!

応援しています!

 

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