ボイトレもカラオケもライブも、一旦落としてしまったペースを回復させるのは難しい。

ボイトレでも、カラオケでも、ライブでも・・・一度ペースを落としてしまったら、回復させるのことは中々難しい。一時的にと考えてペースを緩めると戻れなくなる。特に義務感のないもののペースダウンは、そのままフェイドアウトに繋がることも。

僕は今年(2019年)に入ってからライブ出演のペースを意識的に抑えています。これまでは少なくとも一週間に2~3回、多い時では一週間に5~6回もライブに出演してきました。けれどボイトレの勉強ももっとやらねばならないし、出来ればブログも書き続けたい、その他のことも色々と・・・何より若くない年齢になり、自分自身の音楽活動の整理をしていきたい気持ちが強くありました。そんなわけで2019年1月と2月は月間1~2回と、これまでとは打って変わってライブ出演の少ない2か月となりました。そして迎えた今月(2019年3月)のライブ回数は少し多くなり、5回の出演となりますが・・・

この5回/月という数字・・・今の僕にはとても多く感じられます。昨年までの月間15回以上、つまり2日に一度はライブ出演していたペースと比べるととても少ない回数なのに・・・やっぱり直近2ヶ月のライブ回数が極端に少なかったからでしょう「今月は5回かあ、たくさんライブがあるなあ」という印象です。

人間の”慣れ”というのは恐ろしいものですね・・・そういえばフースラーが自著の中で「人間の耳は、すぐに欠点になれてしまう」と書いていました。耳だけではありません、人間というのは”現状の枠組み”に瞬く間に慣れて順応してしまうものなのですね。

 

「やる義務はない」そんなものだからこそペースを落とす時は慎重に

さて僕にとってのライブとは仕事の一部です、つまり”飯のタネ”の一つなのです。会場が遠かったり拘束時間が長かったりしても簡単にやめるわけにはいかないものです。何より僕は「ライブで歌っているボイストレーナー」であることをセールスポイントにしているので・・・

けれど多くの人にとってのボイトレとは、何の義務も束縛もないものであるはずなので、やめようと本人が考えればこの瞬間からやめてしまうことができます。ましてや練習やレッスン受講のペースを落とすことは何も難しいことではありません。

けれど一旦落としたペースを再び取り戻すのは大変です。いや、もう元のペースには戻せないかもしれません。

僕は毎日7種のアンザッツをやっていますが、仮にとても忙しい日々が続き「ちょっとボイトレのペースを落とそうかな」と考えて、一日1種のアンザッツしかやらなくなったとしたら・・・考えるとゾッとします。今まで一日でやれていたアンザッツ1セットにまるまる一週間かかってしまうのですから。僕は自他ともに認める”低い方へ流される”、そんな意思の弱い人間なので、きっと元のペースに戻す事はもう不可能でしょう。

忙しい時や気持ちが乗らない時でも、ペースを落とす時は慎重に考えたいものです。

 

僕はボイストレーナーでありシンガーなので、自分のボイトレをして喉を改善に導きレッスンに活かすこと、ライブに出演して歌声の実戦的な問題解決の方法を探り生徒さんにお伝えすることは、僕の大切な仕事であり義務感を持って取り組まなければなりません。なのでライブ出演の回数を減らしてもゼロにすることはありませんが・・・これが何の義務感もないことに対する練習ならどうでしょうか・・・?

そういえば10年くらい前に僕は、地元の小学校の体育館で毎週金曜日の夜に行なわれるソフトバレーボールの練習に参加していました。最初はとても熱心にやっていましたが、仕事が忙しいやら風邪をひいたやらありましてペースダウン、「まあ、落ち着いたら練習しよう」と考えていましたが結局は参加すらしなくなりました。僕の場合は、参加義務のないことにおけるペースダウンはそのままフェイドアウトを意味するようです・・・

 

以上、ご精読ありがとうございました。

筆者のプロフィール、ボイトレへの考え

 

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