「歩きながらボイトレ」さえ困難になる足のケガ。ストレッチなども無駄ではない。

昨年(2018年)の12月も押し迫った時期に僕は右足を捻挫してしまい、その後およそ3週間にわたって歩くのにも苦労するような不便さを味わいました。

その捻挫もやっと完治し、歩けることの幸せを改めて噛み締めています。こんな経験でもしないと、ついつい自由に動けることへの感謝も忘れてしまいがちになります。

レッスンではいつも「お腹に力をいれないように!」「自然な呼吸で!」「喉に仕事を任せるように!」などと連呼し、自分自身のボイトレでも喉だけに神経を集中して練習しているつもりの僕ですが、やっぱり足の不調は僕自身のボイトレやライブにも悪い影響があったことは認めなければいけません。

以下、かなり言い訳めいた内容ですが、今回のケガで気付いたことを書いてみます。

お付き合いください。


人間が一日に使える体力・意欲は限界があるのだと思います

捻挫をした直後のライブでは、出番前のウォーミングアップもあまり集中出来ませんでした。車でライブハウスに出かけましたが、何しろ”牛歩の歩み”なものですから・・・少し離れた駐車場からライブハウスまで30分もかかってしまいます。(普段なら5分もかかりません)

”日常にボイトレを取り入れる”・・・時間に縛られる現代人は特に意識したいことです!僕も歩きながら「裏声で呼気と吸気を行ったり来たり(息を吐きながら”フ~♪”、吸いながら”フ~♪”」「ハミングで歌ってみる」など、周りに迷惑をかけない程度にやっています。特にライブ前の時間は有効に使いたいので、例えば本番前にコンビニに飲み物を買いにいく道中でも色々声を出したりして喉の準備をすることもできます。

けれど、痛む右足を引きずっていては”歩きながら裏声を出す”なんていう余裕はありません。

結局、普段の何倍もの時間をかけて、やっとの思いで会場に着いた僕には(肉体的にも精神的にも)もう余力は残っておらず、椅子に腰かけてしばらく動けませんでした。

一人の人間が一日の中で使えるパワー・・・体力の限界はもちろんのこと、気力・意欲の面でも限界があるのではないでしょうか?

駐車場からライブハウスまで”歩くこと”に、その日一日の意欲を費やしてしまった・・・そんな印象です。

 

「喉を持ち堪えさせる」・・・とても精神力・集中力のいることです

「持ち堪えさせること」は、声にとって・歌にとってもとても大切なことです。ボイトレは「持ち堪えられる喉」に鍛えていくことだともいえます。

「高い声で歌う」ことは歌のテクニックの中でも一番難しいことの一つですが、実は一音だけ・一瞬だけ高い声を出す事はそれほどを難しいことではありません。では、何が難しいのか?と問われれば「長く、高い声で歌う」ことこそ難しく、高い声で歌う部分が”長く続く”歌こそ最も難しい歌だといえます。(突発的に「シ」の音を出させる歌より、長く「ラ」を続けさせる歌の方が断然難しいのです)

また、歌は山あり谷あり・・・まさにマラソンのごとき困難の連続です。そんな中で”崩壊しよう崩壊しよう”とする喉の機能を繋ぎ留め、最後まで歌い切る・・・これも「(精神的に)持ち堪える」こととも言えます。

どちらにしても喉を持ち堪えさせ、崩壊しないように”粘る”ことは、とても精神力・集中力のいることですが、立っているだけで足がジンジンと痛んでいるような人にそんな高い精神力を求めることはできません。

 

広い意味で「声は身体の他の部分の影響を受ける」と言えるのかもしれません

声を出す・・・このことを行うのは喉の仕事です。お腹を固めたり、大量の息を送り込んだり・・・他からの干渉を喉に与えてやるようなことはボイトレを失敗させます。

これから出そうとする声のためには、どれくらいの息の量・強さが必要か?・・・そんな事さえ、喉に任せておけば万事うまくやってくれます。声は身体の他の部分の助けは必要ではなく、ただ喉だけを上手く機能させてやればそれで良いのです。

ただ、僕は今回のケガで強く感じました。ケガ等はやっぱり間接的に声の調子に大きな影響を与えます。

腹筋したりジョギングしたり、ストレッチしたり泳いだり・・・こんな事をやっても直接は声に影響を与える効果は無いでしょうが・・・体の健康を守る、ケガを防ぐという意味ではやらないよりやった方がはるかに良いのだと、強く感じました。

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以上、ご精読ありがとうございました。

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