2年ぶりのソロライブでの気付き。「ボイトレ歴3年」は折り返し地点。出来たことと出来なかったこと。

2019年11月3日、石橋ボイストレーニング教室講師(つまり僕のことです)は、およそ2年ぶりのソロライブを行ないました。僕はライブに出演する機会に多く恵まれているトレーナーであるとはいえ、ソロでのライブとなりますとやっぱり特別な準備と心構えが要るものです。また、それなりの準備と練習もしなくてはなりません。

けれど苦労した分、相応の見返り、つまり歌に関する学びや気付きも多いものです。僕も今回のソロライブの立案から練習、そして本番にかけてたくさんの事を学ぶことができました。

この記事では、僕が今回のソロライブの中で出来たこと、出来なかったことなどについて書いてみたいと思います。

お付き合いくだされば幸いです。

僕は2019年11月の時点でボイトレ歴3年(フースラーメソードに限定するならば)となります。その辺りを踏まえて読んでいただき「ああ、3年ボイトレすればこんな事ができて、あんなことはまだ出来ないんだな」と考えて頂けたら良いかと思います。

出来たこと、2年前と比べて成長を感じられた点

ある程度、声の音質の変化をつけられるようになった

今回の演奏メニューは、激しい曲もバラードも交えてバラエティに富んだ内容にしようと考えており、曲によって歌声の音質に変化をつけることが目標の一つでしたが、それはある程度出来たように思います。例えば、とてもハードな曲に続いて静かな曲を歌う場面でも、歌声を変化させることができました。これはメンタルコンセプト、つまり「出したい声を頭に思い描く」ことが訓練されてきたからかな、と思っています。

やっぱり、ただ何となく歌い始めるのではなく、「こんな声で歌いたい!」と声の音質を頭に強く思い描くことこそ大切です。

 

声にスタミナがつきました。これはかなり違います

40曲を歌う、というコンセプトで企画した今回のソロライブ、僕の声は途中でダメになることはありませんでした。これはフースラーメソードの恩恵のうち、圧倒的に最大級のものの一つです。2年前にはまだ僕の中にあった「声が出なくなる」という不安は、この日はまったく感じずに歌うことができました。

「声にスタミナがつく」・・・この一点だけでも、僕はフースラーメソードを選ぶ理由になります。

 

加減して練習しなくてもよかった

本番で40曲歌うのですから、当然練習の時も40曲歌っておかなければいけません。上項と重複しますが、以前の僕の声のスタミナではそもそも「40曲練習」自体が不可能でした。つまり3年前なら、この企画は立案すら出来なかったのです。練習を始めた当初こそ声に違和感がありましたが、その後は割と平気になってきました。おかげで本番前日や本番直前でも思いっ切り声を出して歌う練習ができました。

かつての僕はずっと、ライブ前日は練習を休んだり、本番直前は喉を休めることを余儀なくされたりしていました。これは僕にとって大きなジレンマでした。本当は、本番が近づけば近づくほど練習にも熱が入って当然なのに・・・僕はそうはいかなかったのです。

けれど、今はその心配はほぼ無くなりました。なので本番までにたくさん練習することができました。

 

出来なかったこと、今後改善していきたい点

特定の音程、特定の母音で不安がある

今でも、歌っている最中に「次の音はやばいぞ!」という瞬間は頻繁に訪れます。僕はまだすべての母音を均等な響きで歌うことはできません。特に特定の音程での「イ母音」にはいつも不安がつきまとい不自由さを感じます。それがあるうちは「感情のまま、自由に歌う」にはほど遠いのです。

けれど、そんな不安も以前とは比べ物にならないくらい改善はしてきているので、このままボイトレを続ければもっと自由になってくるとは思います。

 

音程=ピッチも不安定なときがある

地声と裏声が切り替わる、いわゆる”換声点”のあたりの音程はまだまだ不安定です。しかし、これもこれからボイトレを進めていくうちに段々と改善されていくはずです。むしろ今はこのあたりの音程が難しいのは当然のことかもしれません。

声の完成には6年から10年かかると言われています。換声点克服、つまり「声区融合」はボイトレの最終ゴールです。まだ僕には3年以上の成長の猶予があります。

 

番外編、ギターがキツかったです!!!

今回のソロライブは全曲弾き語りによる演奏でした。いくら歌に主眼をおいているとはいえギターやピアノの伴奏も無視できません。正直に書くと・・・ライブ中盤以降、ギターはかなり辛かったです。左手の握力が弱くなっていくのを感じました。

ボイトレとは直接関係ありませんが、ギターももう少し練習した方が良いだろうなあ・・・

 

まとめ

ということで今回のソロライブ、3年間のボイトレの成果を感じられるライブではありました。もちろんまだまだ出来ないことも多いですが、そこは割と楽観的に考えてよいと思っています。だってまだ3年しかやってないのですからね!僕の声には、まだまだ成長の伸びしろはたくさん残っているはずです。

また忘れないうちに次回ソロライブを企画し、新たな成長を感じたいと思っています。

 

以上、ご精読ありがとうございました。

筆者のプロフィール、ボイトレへの考え

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