ボイトレはスタートダッシュが肝心!(再投稿)

この記事は2018年3月1日に公開したものを2018年5月21日に追記・再編集したものです。

誰かのレッスンを受けてみようかなという人、ボイトレ本で独習していこうという人。

今回は、そんなボイトレを始めようという人、始めたばかりだという人に向けての記事です。

とりあえず「ある程度自由に歌えるようになる」事を目標に設定して、そこまでの成長過程をイメージして計画化してみてはどうでしょうか?

その為に必要な事はさしあたっての「スタートダッシュ!」です。

さあ、ボイストレーニングを始めました!という時、熱いメンタルがあるうちに軌道に乗せたいものです。

今回はこのような記事になります。

お付き合い下さい。


声は毎日使うもの

ボイトレを始めよう!なんて思う人は、自分の声に対して何らかの問題・コンプレックスを抱えているはずです。

言うなれば「間違った喉の使い方をして、不本意な声を発している」事を自覚しているわけです。

そしてそれは毎日毎日、知らず知らずに加算されてしまっています。(もちろんそれは「負の加算」です)

カラオケで1曲歌う、バンドで1時間のスタジオ練習をする・・・厳密にいうと、その間に悪い癖は少しづつ助長されて、喉のバランスは崩れていってしまいます。

日常の会話の声も同じです。例えばこもった声で小さく話す癖のある人、何度も人から聞き返されるような地声が衰弱してしまっている人も「間違った喉の使い方」だといえます。(声をコミュニケーションの手段と考えるとなおさらです)

そして、せっかくボイトレを始めたのにあまりに少ない練習時間だと、この「日々の負の加算」にはとても追いつけません。

あまりにのんびりしたペースだと折角のトレーニングも全く効果出ず!という事になります。

だから僕は「最初の1年の練習は毎日」行なってほしいと考えています。

悪い癖を良い癖に好転させるまではとりあえず「スタートダッシュ!」を決めてほしいです!

 

今の声はこれまでの生活環境によって形作られたものだから

もし周りに歌が物凄く上手い人がいたら聞いてみてください。「君、どんな子供だった?」と。

かなりの確率で「俺、ギャアギャアうるさい子供だったらしいよ!」とか「歌ばっかり大声で歌ってよく怒られてたよ!」とかの答えが返ってきます。

こういう人達は「悪い癖がついていないバランスの良い喉の状態で」健康的な声をたくさん発してきたんですね。

そしてそれを日々どんどん助長してきました。(これは「正の加算」です)

余談ですが、「奇跡のボイストレーニング」でお馴染みの弓場徹先生の子供時代は遠くからでも「あっ!徹ちゃんが帰ってきた!」と分かるほど毎日大声で歌っていたらしいですよ!

もちろん大人になってからの喉の使い方の影響も大きいです。

ある営業マンの人が言っていました。「営業成績の良い人は、不思議に歌が上手いんだよなあ」

それはカラオケ教室に通ってお客さんを接待して営業成績を上げた、という意味ではないです。(逆に、お客さんより営業マンの方が歌が上手かったら、接待の席ではあまり愉快ではありませんね!)

相手に正しく思いを伝えたい!と日々奮闘している事が喉の機能を高めてくれたと考えると合点がいきます。

つまり喉は機能的には個人差が少なく、声を形作るのはほぼ後天的な要因です。

喉をこれまでどういう風に使ってきたか?が今の状態を分けてしまっています。

早く良い喉の状態での「正の加算」に突入したいから「スタートダッシュ!」です!

ボイストレーニングを始めたら、日常の会話・会社でのプレゼンテーション・カラオケの声・・・日々の生活の中で聴こえてくる色々な声に耳を傾けてみてください。強い声・弱い声・・・その人が普段どんな声の使い方をして、今の声に行き着いたか分かると思います。

 

ボイトレは「目的」ではなく「手段」だから

ボイトレの先にある「自由に高らかに歌いたい」とか「会議のプレゼンで説得力のある声を出したい」という目標を見失う人がいます。それは僕自身も陥りやすいです。

○○のスケールが上手になった!とか、純粋な裏声が出るようになった!とか、そういう事に大きな満足感を得て達成感でいっぱいになったりします。

それはそれで大変喜ばしい事なのですが・・・

トレーニングの最初のうちは、出来る事が一つ増えたらとにかく嬉しいし、「上手くなった気に」なってしまいます。

でもその一つ一つは自由に歌ったり良い声で話したりするための道具にすぎません。

裏声が純粋でもスケールが上手くても、誰も感動はしてくれません・・・

特にスケール練習は注意が必要です。「そのスケールを上手く歌う為のコツを掴んだだけ」という事もあり得るからです。独学の人は、スケール練習を「母音を誤魔化して繋いでいないか」「声量を落として繋いでいないか」など、客観的に判断した方が良いと思います。(練習を録音して聴いてみて下さい)

とにかく早く良い道具をたくさん手に入れて次のステップへ参りましょう!

トレーニングに終わりはありません。どんどん突破せねばならない事が次から次へと生まれてきます。

善は急げ!とにかく「スタートダッシュ!」を!

 

以上御精読ありがとうございました。

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