険しいボイトレ道の道半ば。飽きずに諦めずに忍耐強く、少しずつ上を目指す。

先日、ある会合で隣り合わせになった人と話していました。その人、僕と全く同じ歳の48歳とのことですが、無駄なぜい肉がなく引き締まった身体をされており、実年齢よりも随分若く見えました。

聞いてみるとトライアスロンをされているとのこと。水泳と自転車と長距離を走る、あれですね。想像しただけで過酷そうな競技です。「ジムに通って鍛えていらっしゃるのかなあ」くらいに考えていた僕は、とても驚きました。

さらに聞くと若い頃から何らかのトレーニングは欠かしたことがないそうで、おかげで体力・持久力・精神力ともに若さを保っていられる、と話してくれました。

そしておまけに、僕にも「トライアスロンやらないか?」と誘ってくれました!「しんどい練習が必要なんでしょ?」と聞くと「もちろん!滅茶苦茶しんどいで!」とのこと・・・丁重にお断りしました。

でも考えてみると、彼が僕に「ボイストレーニングって、しんどい練習が必要なんでしょ?」と質問してきたなら、僕は「もちんろん!しんどいかどうかはわからないけれど、毎日必ず練習しなければならないよ!」と答えるはずです。何事もそういうものなんですね。

さて、彼はトライアスロンの練習は”滅茶苦茶しんどい”と語ってくれましたが、それは長くこの競技を続けてきた彼の正直な感想なのでしょう。

僕のボイトレに関する感想も同じようなものです。声の訓練はとても忍耐のいるものです。そして僕自身のボイトレのキャリアが長くなればなるほどその思いはどんどん強くなってきています。

僕がフースラーメソードを学び始めたころ、”声の完成までには6~10年はかかるもの”という歴史的な実績が存在することを知り「6年かあ、よし!頑張るぞ!」と考えていました。いや待てよ?自分はずっと歌ってきた人間だから6年もかからないかもしれない、という淡い期待も持ちました。

けれど、ボイトレを進め、ライブで歌い、レッスンで教え・・・そんな日々を積み重ねていくに従い、「6年~10年」というフレーズのお尻の方の”10年”が視野に入ってくるようになりました。”10年”は決して大げさな数字ではなさそうです。

折しも、ライブ活動を一か月間休んだり風邪をひいたりして、ボイトレの停滞期のようなものを経験したこの時期、声の不自由さを身に染みて味わう経験も多く、ボイトレ道の険しさを実感しています。

あまりにも長くウォーミングアップしないと歌えなかったり・・・”自由な声”からは程遠い状態に僕の喉は未だ置かれているのだな、と感じます。

フースラーメソードに出会って3年目になりますが、残り3年で声を完成させることはちょっと無理だろうな、とさえ感じている今日このごろなのです。

何事も、やり始めのころは急激な成長を得られるものです。それこそ”真綿が水を吸うように”、どんどんと声は解放されて歌える音域はどんどん拡がり、まるで来年にはどんな歌も完璧に歌えるようになるのでは?という錯覚さえ覚えるほどです。

けれど、世の中そう甘くはありません。右肩上がりを描いていた成長曲線はいずれ落ち着いてきます。そこからはまさに忍耐との勝負なのではないでしょうか?飽きずに諦めずに・・・時には少し後退しながらも、毎日少しずつボイトレし続けることです。

僕は自分自身の喉が、今まさにそんな”我慢のしどころ”に置かれていると実感しています。幸い僕はボイトレに”飽きる”ということはありませんので、数か月スパンでみれば少しずつは良くなっていっています。

先日出演したライブは会場入りが遅れ、リハーサルが出来ませんでした。もちろん往路の車の中で充分に歌い込んでいきましたが、やっぱりリハーサル無しでは調整が難しかったです。それでも何とか歌い切ることができたことは自信に繋がりました。かつての僕なら”白旗”を挙げてもよさそうな喉の調子と環境だったので・・・

「声の完成までには何年かかりますか?」と問われれば、今までの僕なら「年単位です。目安は6年といわれています」と返答していましたが、これからは「僕自身の感覚としては10年かかりそうです」と答えるかもしれません。

というわけで、まだまだ険しいボイトレ道の道半ばではありますが、これからも忍耐強く頑張って参りたいと思います。

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以上、ご精読ありがとうございました。

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