武田梵声先生のレッスンを受けてきました

ゴールデンウィーク期間を利用して武田梵声先生のレッスンを受けてきました。

東京まで日帰りの強行スケジュールでしたが、やはり先生の声は凄まじく、自分の声とのあまりの違いに愕然とし、また今後の自分自身のトレーニングや、何よりも生徒さんに還元できる学びや気付きを得たと思います。

日記のような内容の記事となりますが、ぜひお付き合い下さい。

武田先生の著書はベストセラーとなっているようです。難解な事で知られる「フースラーメソッド」を簡潔に分かり易く、また独自のアジア・アフリカ的知識も交えて書かれた名著です。ボイストレーニングを志す方は是非手に取って見て下さい。フースラーメソード入門〈DVD付〉

 武田先生のレッスンを久しぶりに受けてみて、痛烈に思う事があったので、備忘録代わりに書かせて頂きます。

先生の声量はモンスター級

僕はライブ活動の場でも声が小さい方ではありません。むしろ声量のある歌手だと思われているし、自分でもその自負はあります。

しかし、武田先生の声は間違いなく「僕の5倍の声量」があります。

レッスン部屋の壁が揺れるか!と思う程の声です。

僕は先生の声量に合わせて話そうとしたため、少し喉を傷めてしまったかもしれません。

武田先生の話し声の大きさ・通りの良さを聞くと「話し声の改善を目的にボイトレしている人」は大きな希望を持つでしょう。特段に大きな声を出している状態ではなくても、とにかく良く通る・良く響く声の持ち主です。

 

色々な声のトーンが自由自在です

当たり前の事ですが、武田先生の声の自在さには毎回驚かされます。

深い声・浅い声、大きな声・小さな声、裏声・地声など、あらゆる対局にある声のトーンを次々に聴かせていただきました。やはり「全くカラーの違う二つの声」を瞬間的に交互に出せてこそ、本当の声の自由度は示せるものだと思いました。

歪んだ声(ガム声)と歪まない声を交互に出すデモンストレーションを聞かせてもたいました。早速今日から自分のトレーニングに取り入れていきたいと思います。

 

僕が特に感銘を受け、羨ましくも思ったのは「喉の位置の高い、平べったい声」のボリュームとトーンです。僕自身が「喉の位置の高い声」を、どちらかというと苦手としていたこともありますが、とにかく大きく、鋭く、キンキンしていました。

 

レッスンの進め方が巧み

これは、僕のトレーナーとしてから見た感想ですが、レッスンの時間配分・生徒さんによる発声の時間と会話の時間のバランス・雑談の挿入の仕方が巧みだなあ、と思いました。

僕が「ちょっと喉が疲れたなあ」思う頃に、丁度雑談を挟んでくれます。おそらく僕の声の疲労具合が手に取るように分かるのでしょう。

そう考えると、僕のレッスンは「余白・遊び」の部分が足りないなあ、と思います。ちょっと急ぎ過ぎかもしれません。雑談(といっても当然、音楽に関係した雑談ですが)を、挟みながら緊張をほぐしていき、生徒さんの最も良い状態を引き出す努力をしなければなあ、と思います。これはもうキャリアが段違いなわけですから、僕もこれから勉強していきたいと思います。

 

音楽に関する見識が凄い

雑談の中で、ロックの発祥の事・サイケデリック文化の事などを話してくださいました。

この人、何でこんな事まで知っているの?!とビックリすることだらけでした。

ボイストレーナーに必要な事は、もっとたくさんの音楽や芸能に触れる事だと仰っていました。音楽は、数を聞けば聞くほど理解が深まり、ボイトレに活かせるものだと。それは生徒さんにも当てはまると思います。これからも、たくさんの音楽を聴いて見識や感性を磨いていきたいと思います。

武田先生は、ボイストレーニングのみならず、巷に流れる音楽までも「アジア・アフリカの音楽をほぼ抹殺している」ことに疑問を呈しておられます。むしろ、アジア・アフリカにこそ、素晴らしい伝承音楽・素晴らしい喉の使い方が眠っているのだと。

 

 今回も、僕のような青二才トレーナーにとって、この上ない影響を与えていただきました。

今後も勉強を怠ることなく、そして少しでも僕自身のレッスンの質を高めていく教材にさせていだきたいと思います。

 

以上、ご精読ありがとうございました。

PAGE TOP