声量を上げる簡単な方法。自宅で毎日できるトレーニングをご紹介!

こんにちは!京都のボイストレーナー、石橋謙一郎です。

今回は声量を上げる簡単な方法や、自宅で毎日できるトレーニングについて書いていきたいと思います。

「声が小さくて悩んでいます」という相談を、僕は何度も受けたことがあります。

自分で「わたしは声が小さい」と、コンプレックスを持っている人もいらっしゃいます。

一方、会話中に「え!?なに!?」と聞き返されることで、自身の声の小ささ・声量の無さに気付く人もいます。

中には、声量は生まれつきのものと考えて諦めてしまう人もいらっしゃるようです。

いや、そんなことはありませんよ!

順序を追って正しくボイトレしていけば、声量は自然に身に付きますよ!

諦めないで、この記事に書くトレーニングをやってみてください。

きっとお役に立てると思います!

では、よろしくお願いいたします!

声量がないと困る!

声量がないと、色々な場面で不利になることが多いです。

実際僕も、生徒さんや歌手仲間から声量についての悩みをたくさん聞かせてもらいました。

声量を上げたいと思う理由
【カラオケ】いつもマイクの音量を上げたくなる。

【バンドのボーカル】いつも自分の声が聴こえない。

【会話の時】「もう一度言って!」と、いつも聞き返される。

【会議】声が小さいと言われる。

確かにどれも切実な悩みですね・・・さあ、解決していきましょうか!

いしばし
いしばし
僕自身、ここ数年でかなり声量アップしています。だから年齢は関係ないですよ!

声量を上げる仕組み

ギターとウクレレを思い浮かべてみてください。

大きさはかなり違いますが、ギターはウクレレよりも大きな音が出せますね?

両方とも弦が張ってあって、だいたい同じような形をしていますが、楽器のボディの大きさが違うために出てくる音の大きさも違ってくるのです。

弦を指で弾くと弦が振動して音が出ますが、それだけでは大きく響く音は出ません。

楽器のボディ部分で、その音を増幅してさらに響かせる必要があります。(このことを「共鳴させる」と言います)

ウクレレやギターの音の出る仕組みは、弦の振動+共鳴」というダブル構造で成り立っています。

これは声の場合でも同じことです。

声量を上げるためには、「声帯だけの練習」や「共鳴だけの練習」ではダメなんです。

さあ!「声帯の振動+共鳴」というダブル構造の練習をやっていきましょう!

いしばし
いしばし
やみくもに大声を出す練習は危険です。声帯で作られた声を上手く”増幅”できれば無理なく声量を上げられます!

呼吸のチェック

さて、まずは声量を上げるための正しい呼吸を覚えましょう。

あなたが今やっている呼吸は、ひょっとしたら声量を上げるには向いていない呼吸かもしれません。

まず、「歌のための深呼吸」をやってください。

「歌のための深呼吸」←ここに詳しく書いています。

また、呼吸法全般については下記の記事に解説しています。

併せて参考にしてください↓

いしばし
いしばし
声は「呼吸」からスタートします。まずは正しく息を吐くこと!

声帯振動の練習「猫の威嚇」

喉の中にある「声帯」と呼ばれる2枚のヒダが振動することで声が出ます。

なんだかんだ言っても、声量を上げるためには声帯が無理なく振動することが絶対に必要になってきます。

そのための練習をやっていきましょう。

まず、こんな表情をしてみてください↓

怒っている猫です。威嚇している猫!

鼻の付け根に皺が寄ったような表情になると思います。

この表情のまま「ニャ~」と言います。

この練習を続けると、あなたの声帯は少しずつ本来の自然な振動が出来るようになってきます。

  • できるだけ低い音程でやること
  • 「鼻の付け根に喉をくっつける」ような動きになること
  • 口の中が縦長になるような動きでやること

最初は難しいかもしれませんが、段々と低い音でもできるようになってきます。

共鳴の練習「あくびを我慢!」

次は声を増幅する場所(共鳴腔)を拡げる練習です。

これも簡単にできる練習ですよ!

ちょっと想像してください。

大切な会議の席であくびが出そうだ!

いけない!気付かれないようにしなければ!

口を閉じてあくびをすると、口の中や喉は縦長に広がったような動きになると思います。

その動きで声を出してみましょう。

はい、つまり「あくびをかみ殺す」というやつですね!

この練習は、いわゆる「喉が開いている」という動きになります。

コツは口を軽く閉じることです。そうすると顎が楽に下に落ちるので、口の中の容積はより広がります。

声帯を閉じる練習

声帯の2枚のヒダを閉じる力が弱いと、声は息が漏れたような頼りない印象になります。

逆に声帯が上手く閉じていると、声は芯があって前に響くような印象になります。

声量を上げるためには、声帯を閉じる練習をすることも大切です。

イ~♬の練習

「ア・イ・ウ」などの言葉を”母音”と言います。

中でも「イ」は、声帯を閉じる効果があり、声に芯が生まれます。

こんな感じです、簡単ですね!

唇は横に広げて、笑顔で発声してください。

喉を下に下げる練習

次は、声の芯を保ったまま、言葉を「ア」に変えていきます。

同時に、喉を胸に近づけるような動きをすると、こんな感じになります。

この練習によって、喉は胸の方に引っ張られて少し下に下がり、声は安定して響きが深くなります。

喉が下に引っ張られると、大きな声を出しても声帯は痛みにくくなります。

この練習でも口は横に開いておいてください。

カラスの練習

仕上げに、カラスの鳴きまねをやってください。

こんな感じです。

上に書いた「イ」の練習だけでは、声帯は完全に閉じるのは難しいです。

カラスの鳴きまねのような声を練習すると、声帯はさらにもっと閉じるようになります。

この声は、いわゆるミックスボイスと呼ばれものの原型です。

うまく発声できた時は、裏声とも地声とも違う独特の感覚があるはずです。

  • 上の前歯の付け根に声を当てるイメージ
  • 口は横に開く(笑顔で発声)
  • 最初は小さな声から練習する
  • 完全に裏声になってしまったら失敗です!
いしばし
いしばし
今回紹介した練習の中では一番難しいと思います。最初は雑音が混じりますが、頑張ってみてください!

声量アップの効果

「声量が上がって困る」なんて人は、いないでしょう!

声量アップで、色々なメリットが考えられますね!

声量アップでこんな良いことが!
カラオケで「声量が凄いね」と褒められた。

バンドのボーカル、楽器の音に声が埋もれなくなって、歌いやすくなった。

ハリのある声で会話できるようになって、聞き返されることが少なくなった。

自分に自信が持てるようになった。

↑表の最後に「自分に自信が持てるようになった」と書きましたが、実際にそんな効果もあるようです!

声量がないことがコンプレックスな人は、声が変わることによって精神状態も変わることが実際にあるようです!

僕が実感した効果

僕は、声量にかなり自信があります!

僕はもともと声が小さい方ではなかったのですが、今回ご紹介した練習などを年単位で続けているうちに、今の声量が自然に手に入りました。

僕が感じている声量アップの嬉しい効果は、次のようなことです。

誰と共演しても、声量で負ける気がしません。

大音量のバンドの中で歌っても、自分の音を聴きとることができます。

会話の声も劇的に変わり、特に電話の向こうの相手が「お前の声はうるさい!」と言います。

レッスンで声を出すとき、生徒さんから「凄い声量ですね!」と言われることがよくあります。

良いことばっかりです!

まとめ

声量がない人は、生まれつきだから仕方がないと考えがちですが、実際はそんなことはありません。

ぜひ、ここでご紹介したトレーニングをやってみてください。

それから、決して「身体が大きい人は声量がある」と考えないでくださいね!

喉の形や大きさは、思ったより差が少ないことが分かっています。

小柄な人が、大きな身体の人よりも声量があるなんてこともザラにあります。

頑張って少しずつ練習してみてください。

応援しています!

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