フラジオレット・ホイッスルボイスを出すヒント。案外、初心者の方が出しやすい

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「ある音程より高い裏声が出ない、上げ止まりになる」「高音の声域が足りない」「高い声で歌いたい」・・・

このような悩みを抱えている人にとって「フラジオレット(ホイッスルボイス)」を身に付けることは必須のこととなります。

「フラジオレット(ホイッスルボイス)」とは、裏声よりもさらに高い音域の声で、文字通り”笛のような”音質を持つ声のことです。この声を出せるようになることは高音の自由度を上げるためには必要不可欠なことです。ホイッスルボイスを実際の歌の中で使うシンガーもいますが「特殊歌唱法」という印象が強く、一般的には高音の自在性を上げるため、つまり「喉の機能回復」のための”材料・道具”として捉えることができます。

さて、この記事ではフラジオレット(ホイッスルボイス)の練習について、そのヒントとなるようなことについて書いてみたいと思います。

お付き合いください。


フラジオレット(ホイッスルボイス)習得の重要性

もし、あなたが「もっと高音を伸ばしたい、高音の自在性を上げたい」と考えているならば、フラジオレット(ホイッスルボイス)の練習に”今すぐにでも”取りかかるべきです。

「高音を伸ばしたい人」だけではありません。全てのボイトレ学習者にとってこの声の練習は必ず必要なことです。高い裏声の、そのまた上にあるフラジオレット(ホイッスルボイス)を出すことが出来ないということは、発声器官の中に「まだ眠っている機能」があるということです。

低音から高音まで一本に繋がった理想的な声にとって「ある音域の声は、それより高い音域の声のサポートが必要である」と考えてください。

つまり、地声は裏声のサポートによって、また裏声はフラジオレット(ホイッスルボイス)のサポートによって、強さ・自由さを与えられます。

裏声を下降させて地声の音域にまで広げる・・・同じくフラジオレット(ホイッスルボイス)を裏声の音域へと下げる努力をする・・・こういった練習をすることで、地声には裏声が、裏声にはフラジオレット(ホイッスルボイス)が、それぞれ下方向に”浸食”していく・・・僕は「一本化された声」に対してそんなイメージを持っています。

私自身、フラジオレット(ホイッスルボイス)を練習することによって、高音の自在性は飛躍的に高まったと感じています。高音に”詰まる”ような感覚がなくなり、より高い音域にまで手が届くようになった・・・そんな印象です。

 

私のフラジオレット(ホイッスルボイス)練習法

僕はフラジオレット(ホイッスルボイス)の練習を、出来るだけ”朝一番に”行うようにしていました。(正確には”朝一番”というより、”声をたくさん使う前”です)

フラジオレット(ホイッスルボイス)を出すには、とても脱力した喉の状態が必要だと考えています。

試しに「起き抜けに」、裏声のもっと高い音域の声を「薄く・小さく・細く」というイメージを持って「上あごの天井の柔らかい部分を息で引っ掻くように」出してみてください。上手くいけば”すっぽ抜けた”ような細い超高音が出るはずです。

他の練習をやった後だったり、たくさん歌った後はこのフラジオレット(ホイッスルボイス)は出しにくくなります。そんな時は、その日はもうこの練習は止めて、また次の日に再挑戦してみてください。

 

初心者の方が意外に簡単に出せている

私がレッスンをしていて思うのは「歌をあまり歌ってこなかった初心者の人ほど、案外簡単にフラジオレット(ホイッスルボイス)を出せる」ということです。

例えば、裏声(アンザッツ4のような)を高く上げていく練習をやった時、初心者の人は「太く大きいまま」音程を上げていくことが出来ないことが多く、音程が上がっていくに従って段々と「細く小さく」なってしまいます。そして時には、そのままフラジオレット(ホイッスルボイス)の音域にまで自然に繋がってしまうことさえあります。

上に書いたことはフラジオレット(ホイッスルボイス)の練習の大きなヒントになります。「太く大きい」ではなく「細く小さく」というベクトルの喉の使い方が必要だという事です。また、この「音程が上がるほど、細く小さく」は”当面の”高音練習にとって必要なビジュアルイメージとなります。(”当面の”と書いたのは、いずれは太く大きな高音も獲得していきたいからです。)

 

ベテランシンガーの方が苦労している

一方、長くステージで歌ってきたベテランシンガーの方が、かえってフラジオレット(ホイッスルボイス)を出せずに苦労しているケースも多いです。

私は、その理由は「喉の固着」が原因だと考えています。つまり、発声器官のある部分を使いすぎたための、その筋肉が大きくなり過ぎて他とのバランスが崩れているのです。

シンガーとしての経験が長い人ほど、喉の過緊張・固着を作っている可能性が高いはずです。ある部分の筋肉だけが強く鍛えられ過ぎていて喉を脱力させられなくなっているので、脱力を必要とする声=フラジオレット(ホイッスルボイス)を出す事ができなくなっています。

またフラジオレット(ホイッスルボイス)を出せない=高音が上げどまりになります。その結果、歌う音域がどんどん狭くなってしまいます。(そんな人の高音からは、ある種の”重さ”が感じられます。また同時にピッチのフラット傾向も見られます。)

仲間のベテランシンガーは「家族(歌の経験がない人)は、簡単にホイッスルボイスを出せるのに、俺には難しい!」と嘆いていました。フラジオレット(ホイッスルボイス)は”初心者ほど簡単に出せる”ことを物語るエピソードの一つです。

 

文化祭の演劇で耳にしたフラジオレット(ホイッスルボイス)

私が、娘(当時、中学生)の文化祭の演劇を見に行った時の話です。

主演の女の子が泣き叫ぶシーンがあったのですが、彼女の鳴き声からはフラジオレット(ホイッスルボイス)のトーンが聴こえてきていました。

彼女は、ボイストレーニングを受けたりステージで歌った経験のない人です。つまり何も意識しないまま「自然に泣き叫ぶ」演技をしただけでしょう。そんな彼女の声からフラジオレット(ホイッスルボイス)のトーンが聴こえてきたことは、上の項で書いたように”初心者は簡単に出せて、ベテランほど苦労している”この声の練習にとって大きなヒントになります。

フラジオレット(ホイッスルボイス)は、歌声にとって”大切な働き”が抜け落ちた時の声だと言われています。もし、あなた様が歌う際「支えのような、柱のようなもの」を自分の声に感じているのなら、その「支え、柱」を声から取り除くように工夫してみてください。またフラジオレット(ホイッスルボイス)を出すときの喉は「そのサイズが半分くらいになっている」とも言われています。「サイズが半分になって」「大切な働き(声への”支え”や”柱”)が抜け落ちた」というイメージを具体的に声として現すように、そんな風に練習してみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

高音発声・音域拡大のために必ず必要なフラジオレット(ホイッスルボイス)は「”出そう出そう”と頑張るほど難しくなる」そんな声なのかもしれません。

上に書いた文化祭演劇の主演の人のように「脱力した喉」の状態が、この声の練習には前提となります。

むしろ「喉に仕事をさせない」くらいの意識で取り組んでもらえたら、と思います。

 

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以上、ご精読ありがとうございました。

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