働きながらのボイトレ。忙しい時間をやりくりしての練習だからこその喜び

忙しい時間の合間をぬって、無い時間をやり繰りしてのボイトレだからこその喜びもある。そんな時にこそ集中力が発揮されることもあり、時間がたっぷりあると意外に練習に身が入らないこともある。「使える時間」と「集中力」は反比例の関係にあると思う。

今日は勤労感謝の日です!この祝日の概念は「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日」となっていますが、一般的には「いつも一生懸命働いている人に感謝を申し上げる日」という認識ではないでしょうか?(僕も、子供の頃は漠然と「いつも働いてくれているお父さんに感謝する日」というような意味合いで捉えていました。)

今となっては僕ももちろん労働者です。(僕はボイストレーナーは額に汗して働く、いわば肉体労働者だと思っています! 笑)

そして、僕がレッスンさせてもらっている生徒さんもほとんどは働きながらボイトレに励んでいる人たちです。

 

忙しさの中でのボイトレや歌の練習には、かけがえのない喜びがある

何かの習い事をやろうとするとそのための時間をどこかから捻出しないといけないのですが、(あくまでも僕の感想ですが)仕事などに忙しい人ほど自分のわずかな空き時間を”何となく過ごす”のではなく、何かの習得のために使っているように思います。「えっ!ただでさえ忙しいあなたが、まだこれ以上何かを始めるの?」という感想を持つことが多いものです。

そして、そういう人ほど空き時間の使い方が上手く、一旦始めたことを継続でき、立派に何年もその習い事を続けています。

そんな人たちはきっと、忙しさの合間をぬって何かを習得することのかけがえのない喜びを知っている人なのでしょう。仕事に一生懸命な人は、趣味でも、たとえ町内会の雑用であっても、何に対しても一生懸命です。

こういう人は、ボイトレをやってもきっと長く続けられると思います。

僕の演奏仲間にもそんな人がいます。「この人、いつ寝ているんだろう?」と不思議に思うほどいつも忙しく動き回っていますが、何に対しても前向きで、練習することにも喜びを感じ、その他の雑用なんかも一生懸命にやる人です。

僕なんかは見習わなくちゃなりません!ちょっと忙しかっただけで、すぐに「しんどい!睡眠時間が足りん!」と弱音を吐いています!

 

時間がたっぷりあると、集中力を失ってしまうこともある

反対に、時間に余裕があって「さあ、ゆっくりボイトレしよう!」と意気込んでいる時の方が、ダラダラと過ごしてしまい今一つ集中できないこともあります。

僕も、朝から予定が詰まっていて「この仕事とこの仕事の合間に15分アンザッツをやって、その他の練習は・・・」と、少ない時間をやり繰りして時間を何とか確保している時の方が質の良い練習が出来ているような気がします。やっぱり「時間はたっぷりある、いつでも練習できる」なんていう環境では緊張感が足りないのかもしれません。

つまり、使える時間と集中力の関係は「反比例」であるのかもしれません。(使える時間が増えれば、集中力は減る)

そう考えると、上の項に書いた”時間の使い方が”上手い人たちはこの「反比例」の関係をよく理解していて、時間と集中力をコントロール出来ているのかもしれません。

 

いつでも歌える環境もまた、面白くないのかもしれません

ボイトレや歌の練習は、音量のこともあり、いつでもどこでも出来るというわけではありません。(それでも、他の楽器と比べるとずっとマシだとは思いますが・・・)

本気で練習したい時はスタジオを借りたり、カラオケに行ったり、車の中で歌ったり・・・少し手間をかけなければなりません。けれど、そんな場所や環境の”縛り”があるからこそ、歌うことにより大きな喜びを感じる事が出来るのではないでしょうか?

想像してみます・・・僕が大金持ちで、家に大きなスタジオがあって、いつでもボイトレでも歌の練習でも何でも好き放題できる・・・これは案外面白くないかもしれません!やっぱり多少の”縛り”があってこそ、大きな喜びを感じるのだと思います。

このことは、上の項で書いた「時間と集中力の反比例の関係」とも合致します。時間の縛りや環境のしばりは、高い集中力や大きな喜びのためには必要なものなのでしょうね。

 

どんなに頑張っても僕たちに与えられた一日の時間は”たった24時間”です。どうせなら時間の使い方が上手く、しかも高い集中力を発揮でき、何事にも前向きに一生懸命な人間になりたいものです。

 

以上、ご精読ありがとうございました。

PAGE TOP